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Windows 10の印刷時ブルースクリーン問題。Microsoftが回避策公開

 米Microsoftは、Windows 10でプリント時にブルースクリーンが発生するという問題に関して、回避策を公開した。

 この問題はWindows 10の累積アップデート「KB5000802」を適用したPCにて発生しており、特定のプリンタで印刷すると「APC_INDEX_MISMATCH」というエラーメッセージが出るとともに、ブルースクリーンが表示されてしまうというもの。

 原因はType 3のプリンタドライバにあり、その改良版であるType 4のプリンタドライバでは発生しないとする。自分のプリンタがどちらのドライバを使っているかは、「印刷の管理」からプリントサーバーのツリーを展開すれば確認できる。

印刷の管理

 Microsoftはこの問題を一時的に回避するために、以下の動画(英語)を公開している。

 この動画によると、64bit OSで32bitアプリを動かしている場合であれば、まずコマンドプロンプトを管理者権限で起動し、次のコマンドを実行。プリンタ名には「設定」の「プリンターとスキャナー」に表示されているプリンタ名をそのまま入れる。

rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xg /n "プリンタ名"

 すると「プリンターユーザーインターフェイス」が表示され、プリンタドライバの詳細を確認できる。そして次のコマンドを入力。

rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xs /n "プリンタ名" attributes +direct

 これにより、Attributesの項目欄に「Direct」が追加され、問題は回避される。なお、動画では32bit OSで32bitアプリを、64bit OSで64bitアプリを使っている場合の回避策も紹介している。

 現時点ではこの問題を解消するパッチは提供されていないが、Microsoftは週内に提供予定であるとしている。