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PFU、両面最大40枚/分の高速スキャンを実現した「ScanSnap iX1600/iX1400」

ScanSnap iX1600

 株式会社PFUは、ドキュメントスキャナのScanSnapシリーズより、「ScanSnap iX1600」および「ScanSnap iX1400」を22日より発売する。価格はともにオープンプライスで、直販価格はそれぞれ52,800円、41,800円。

 両機種ともに、同社が2018年10月に発売した「ScanSnap iX1500」の後継機種に相当する。iX1500ではA4カラー/グレー原稿で30枚(60面)/分でのスキャンが可能だったが、iX1600/iX1400ではこれを約33%高速化。ソフトウェア/ハードウェア両面の改良により、40枚(80面)/分でのスキャンを実現した。テレワークの導入で障害になりがちな紙をより高速にスキャン/電子化することで、円滑な移行をサポートできるとする。

 iX1600は、iX1500と同様に天面に4.3型タッチパネルを搭載したモデル。スキャン用プロファイルなどを画面のタッチで選択し、スキャンを開始できる。

 ユーザーごとにメニュー全体が切り替わる新たなUIを追加し、各々の設定したプロファイルを呼び出しやすくなった。従来のUIも引き続き搭載し、好みにあわせて切り替えられる。なお、新UIは従来機種にもアップデートで提供する予定。接続はWi-Fi 5およびUSB 3.0をサポートし、ScanSnap Cloudを通じてiX1600単体での各種クラウドサービスとの連携も可能となっている。

給紙・排紙トレイ収納時(iX1600)
同展開時(iX1600)
ユーザーごとにメニューが切り替わる新UI
ScanSnap iX1400

 iX1400は、天面にスキャンボタンのみを備えたシンプルなモデル。タッチパネルを省き、接続をUSB 3.0のみとすることで価格を抑えた。こちらはScanSnap Homeを利用したパソコン経由でのクラウド連携機能が利用できる。

 加えて、縦筋軽減や給紙カバーを開けてすぐに使える高速起動機能などは両機種で引き続き搭載。キャリアシートを利用したA3用紙のスキャンも行なえる。iX1600では、2つ折りの原稿や封筒などを読み取れる手差しスキャン機能にも対応する。

 統合ユーティリティソフトのScanSnap Homeも継続してサポート。原稿のスキャンだけでなく、スキャンデータの閲覧や編集、管理などができる。また、OCR機能を活用したファイル名の自動生成や読み取り文書の自動分類、全文検索のほか、クラウドとの連携機能なども提供する。標準で付属するライセンス数は、iX1600では4ライセンス、iX1400では1ライセンスとなり、ScanSnap Managerについても引き続き対応する。

 そのほか共通の仕様として、センサーがCIS×2、光源がLED、最大解像度は600dpi、対応用紙サイズ(標準モード時)はA4~B6、はがき、名刺、レター、リーガル、カスタムなど。原稿搭載枚数は最大50枚まで。

 対応OSは、Windows 7/macOS 10.14.6以降、およびAndroid 4.4/Fire OS 4.0/iOS 10.3/iPadOS 13.0以降。

 本体サイズはともに292×161×152mm(幅×奥行き×高さ)、重量はiX1600が3.4kg、iX1400が3.2kg。