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PhotoshopやPremiereを使ってクリエイターパソコンの実性能を測るベンチマークが登場

~写真/映像編集向けとしてUL Benchmarksが提供

 UL Benchmarksは11月30日(現地時間)、クリエイターパソコン向けの新しいベンチマークソフト「UL Procyon Photo Editing Benchmark」と「UL Procyon Video Editing Benchmark」の2種類をリリースした。その名称どおり、写真編集および映像編集に特化したベンチマークとなっており、Windows 10向けに展開する。

 UL Procyon Photo Editing Benchmarkでは、Adobe Lightroom ClassicとPhotoshopを使用した写真編集のワークフローを行なう。具体的には、第1のテストとしてDNG(Digital Negative)ファイルをLightroom Classicにインポートし、種々のプリセットを適用した後、写真の切り抜きや歪曲補正、編集を実施。次の第2のテストでは、Photoshopで写真の多重編集とレイヤー効果を適用する。これらの処理をいかに速くこなせるかで性能を測る。

 UL Procyon Video Editing Benchmarkのほうでは、Premiere Proを使用。まず2つの映像のプロジェクトファイルを読み込み、タイムライン上で編集や効果を適用。次に、いくつかのGPUアクセラレータ効果を使いつつ、フルHD動画をH.264でエンコード。さらに4K UHD動画をHEVC(H.265)でエンコードする。これら4つの映像の処理に要した時間をスコアとして算出する。

 各ベンチマークはCPU、GPU、ストレージの性能に依存し、ベンチマークスコアは現実のシステムに即した値が算出されるとのこと。

 なお、このベンチマークを走らせるにはUL Procyon Photo Editing Benchmarkであれば、Lightroom Classic 10.0以上とPhotoshop 22.0以上が、同Video Editing BenchmarkではPremiere Pro 14.5以上がインストールされている必要がある。提供価格はそれぞれ1ライセンスあたり年額995ドル。