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シャープ、マスク当選通知を騙るフィッシングメールに注意喚起

大河原克行

2020年8月7日 18:01

シャープ製マスク

　シャープは7日、同社製マスクの当選通知を装ったなりすましメールが確認されたことを受けて、応募者に対して、注意をするように呼びかけている。

　同社の「個人のお客様向けマスク抽選販売のお知らせ」では、これまでにも「フィッシング詐欺などの防止を目的として、抽選販売の方法を第1回より一部変更しております」とし、「偽の当選通知メールを送り、偽サイトで個人情報やクレジットカード番号などを盗み取ろうとするフィッシング詐欺の発生が予想されます。対策として、第2回以降の当選通知メールから、サイトURLの記載を削除いたしました」とし、フィッシング詐欺の発生を予想し、その対策の実施と、応募者への注意喚起を行なっていた。

　ただ、今回、正規のサイトとはまったく別のサイトに誘導するなりすましメールを確認したことで、改めて注意喚起を行なった格好だ。同社が、なりすましメールを確認したのは今回が初。

　同サイトにおいても、表示内容を変更。「フィッシング詐欺などの防止を目的として、弊社(発信元：cocorostore-info@sharp.co.jp)より送信するメールには、リンク先のURLは記載しておりません。他のサイトへのリンク(接続)が記載されたメールは、詐称(なりすまし)メールの可能性がありますのでご注意ください」と呼びかけている。

これまでに掲載されていた注意文

8月7日午後4時30分以降に掲載された注意文(赤字部分)

　同社によると、お客様センターにマスクが購入できないとの問い合わせがあり、調べたところ、正規のサイトとはまったく別のサイトに誘導するなりすましメールが送られていたことが判明したという。

　ここでは、「シャープ」ではなく、「シャーブ(濁音)」となっていたり、「sharp」ではなく「sharb」と表記されていたこと、発信元のメールアドレスが、正規の「cocorostore-info@sharp.co.jp」ではなかったこと、購入期間が、シャープのサイトで公表している情報と異なっており、正規のサイトとは別のサイトへのURLが記載されており、リンクが張られていたという。

　シャープでは、当選通知メールを受け取ったら、以下の点に注意するように呼び掛けている。