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Ryzen 7 4800Hは2014年比で31.7倍のエネルギー効率を実現

25x20のロードマップ

 米AMDは25日(現地時間)、同社が2014年に設定したエネルギー効率イニシアチブ「25x20」を達成したと発表した。

 25x20は、2020年までにモバイル向けAPUの電力効率を25倍向上させることを目標に、エネルギー効率の改善を目指した取り組み。バッテリ駆動時間の延長や性能向上、環境負荷の低減などにつながるもので、1月に発表した「Ryzen 7 4800H」では、2014年時点から31.7倍のエネルギー効率を実現したとする。

 同社では、リアルタイム電力管理機能の改善やシリコンレベルでの最適化などを通じて消費電力の抑制を進め、2014年時点と比べて、タスクあたりの平均演算時間を80%短縮するとともに、エネルギー使用量を84%削減したという。5万台のAPU搭載ノートPCを2014年モデルから2020年モデルに入れ替えた場合の試算では、3年間で約140万kWhの電力削減が実現でき、971,000kgの二酸化炭素排出量削減が可能だとしている。

25x20によって改善されたエネルギー効率