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GPU性能がアップするWindows 10の新機能が使えるGeForceドライバが公開

ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング

 NVIDIAは24日、グラフィックスドライバ「GeForce Game Ready Driver 451.48」の配布を開始した。

 今回のバージョンは、Vulkan 1.2をGeForceおよびTITANシリーズのGPUで完全にサポートする最初のパブリックドライバとなる。また、5月末に配信開始となったWindows 10 May 2020 Updateで利用することにより、DirectX 12 Ultimateが動作可能。

 DirectX 12 Ultimateとは、DirectX 12の次世代版として開発されたグラフィックスAPIで、PCとXbox Series Xのグラフィックスプラットフォームを統合するものとして、Microsoftが今年(2020年)3月に発表した。DirectX Raytracing(DXR)のバージョンアップ、レイトレーシングのプロセスを増加可能にするインラインレイトレーシングや、注視外箇所の特定のピクセル解像度を落として負荷を軽減する可変レートシェーディングなどのサポートが特徴(Microsoft、Xboxとの垣根をなくした「DirectX 12 Ultimate」を発表参照)。

 なお、Windows 10 May 2020 Update(バージョン2004)では「設定→グラフィックの設定」のページ内に「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」という機能が用意されており、有効化することでビデオカードが自身のメモリを直接管理できるようになり、性能改善やレイテンシの削減が行なわれるとしている。

 編集部で確認したところ、この項目は以前のグラフィックスドライバ(446.14)では表示されなかった。同様にディスクリートGPUが使われていないシステムでも表示されなかった。