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Windows 10プレビュー版、Linuxカーネルの提供方法を変更

~AMDプロセッサでの仮想化ネストが利用可能に

AMDプロセッサで仮想化ネストがサポート

 Microsoftは10日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 19645(20H2)」をFast ringで公開した。

 Build 19645では、Windows Subsystem for Linux 2(WSL2)のディストリビューションの提供の仕方を変更。このビルドでは、WindowsのイメージからLinuxカーネルが取り除かれ、その代わりMicrosoft Updateを介して提供されることになった。グラフィックスやタッチパッドといったサードパーティードライバも同様にMicrosoft Updateで提供されるようになる。

 また、AMDプロセッサにてHyper-Vの仮想マシンのなかで、Hyper-Vを走らせる仮想化ネスト(Nested Virtualization)がサポートされた。

 このほか、このビルドとは直接的な関係はないが、PCからスマートフォンを操作するYour Phoneアプリ(スマホ同期管理アプリ)に関して、Build 19619で提供された音楽およびオーディオアプリをYour Phoneからコントロールする機能が一般公開向けWindows 10にも提供開始された。