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Zoomのビデオ会議、セキュリティをさらに強化へ。「90日間計画」進捗を発表

 米Zoomは現地時間3日、4月から同社が取り組んでいるセキュリティとプライバシー改善のための「90日計画」についての経過を発表したほか、同計画の終了後についても言及した。

 発表では、大きな変更点として、5月30日にリリースしたAES 256ビットGCM暗号化をサポートする最新版「Zoom 5.0」を挙げた。このリリースに伴い、5.0以前のクライアントでは会議に参加できず、最新版へのアップデートを要求(参照)され、セキュリティの向上へ寄与している。なお、この5.0へのアップデートによるZoomアカウントを持たないユーザーへの影響はない。

 また、エンドツーエンドの暗号化設計フェーズも引き続き実装する。5月22日には設計案をGitHubでリリースし、最終設計の詳細を共有し、フィードバックを求めているとした。

 同リリースでは、「90日計画」の今後についても言及。最後の30日間となる6月期は、前述のエンドツーエンドのセキュリティ強化のほか、UIの更新やパスワードの拡張などに取り組むとした。また、同計画終了後についてもセキュリティやプライバシーの強化に取り組んでいく方針と述べた。