Discordにサーバー内ビデオ通話機能が追加

Server Video

　Discordは、サーバー内のメンバーとビデオ通話が行なえる「Server Video」機能を公開した。4月13日時点では全体の5%にあたるサーバーに実装されており、順次使用可能になるという。

　Server Videoは、サーバー内の音声チャンネルを利用して複数人のビデオ通話が行なえる機能。以前からダイレクトメッセージを通じたフレンドとのビデオ通話は可能だったが、同様の機能がサーバー内の音声チャンネルでも使えるようになる。サーバー内権限で「Video」が有効になっている役職が機能を開始できる仕様となっている。

　リリース時点では最大25人まで同時に参加できるが、一時的に上限が引き上げており、本来は10人まで参加できる機能だとしている。音声チャンネル内のすべてのユーザーがServer Videoを停止するまでチャンネルの人数制限は継続され、チャンネル内に25人以上いる場合は機能を開始できない。

進行中のServer Videoに参加する様子

　音声チャンネルに参加すると表示されるVideoボタンからServer Videoを開始でき、音声に加えてWebカメラからの映像をストリームする。カメラをオフにすることも可能で、カメラを有効にしているユーザーは、音声チャンネル内で名前の横にカメラのマークが表示される。閲覧モードは、参加者全員が見渡せるGrid View、1人を大きく表示するFocus View、ウィンドウとして画面を独立させるPop Out View、全画面表示するFull Screen Viewが用意される。

Go Live併用時

　すでに実装されている画面共有機能Go Liveと併用することも可能。Go Live自体は複数人がチャンネル内で同時に行なえるが、複数の共有画面を同時に見ることはできず、自身が視聴していないユーザーの共有画面は一時停止するようになっている。

　Discordでは、サーバー内の権限設定を確認したり、認証レベルを引き上げるなど、プライバシーや安全に配慮した上でServer Videoを利用するよう促している。