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AMD、ミドルレンジのプロ向け7nm GPU「Radeon Pro W5500/W5500M」

Radeon Pro W5500

 米AMDは10日(米国時間)、プロフェッショナル向けGPU「Radeon Pro W5500」および「Radeon Pro W5500M」を発表した。前者はデスクトップPC向けの製品で、2月中旬より販売が開始される予定。価格は399ドル。後者はモバイルPC向けで、2020年春の出荷を予定している。

 両製品ともに、7nmプロセスで製造されるRDNA(Radeon DNA)アーキテクチャを採用したGPU。GDDR6メモリの搭載に加え、PCI Express 4.0接続をサポートする。

 GCNアーキテクチャを使用した従来のGPUに比べて最大25%性能が向上したとするほか、競合製品と比べてマルチタスク性能を最大10倍としながらも、消費電力は平均で32%削減したという。

 Radeon Pro W5500は、CU(コンピュートユニット)を22基、バンド幅224GB/sのGDDR6 8GBメモリを搭載し、浮動小数点演算性能は最大5.35TFLOPSを発揮する。接続はPCI Express 4.0 x8(形状はx16)で、TDPは125W、補助電源は6ピン。1スロットを占有する。

 Radeon Pro W5500Mは、メモリ容量が4GB、TDPが85Wにそれぞれ抑えられており、浮動小数点演算性能は最大4.79TFLOPSを発揮する。

 映像出力インターフェイスは共通で、DisplayPort 1.4×4を備える。