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Matrox、NVIDIAのカスタム版Quadroを採用したビデオカード

D1450

 加Matroxは28日(現地時間)、NVIDIAの組み込み向けQuadro GPUを採用した4画面出力対応のビデオカード「D」シリーズを発表した。

 同社は2014年に、独自GPU開発からAMD GPU採用へ方針転換したが、今回のDシリーズはNVIDIAと協業し、カスタム版の組み込み向けQuadro GPUを採用。1カードあたり4基のHDMIまたはDisplayPort出力を備え、最大4枚で16画面を同時出力できる。

 さらに、従来のAMD GPU採用のCシリーズと同様、最大4枚のビデオカード間を専用のケーブルで接続し、ディスプレイ間のリフレッシュレートを同期させる「framelock」機能が利用可能となっている。

 独自の「Matrox PowerDesk」デスクトップ管理ソフトウェアに対応し、画面の拡張や独立化、クローン化、ピボット、ベゼル管理、エッジオーバーラップなどの機能を容易に利用可能。さらに、「Matrox MuraControl」により、ビデオウォールソースやレイアウトをローカルもしくはリモートでリアルタイムに管理できる。

 ラインナップは4つのHDMI出力を備えた「D1450」と、4つのDisplayPortを備えた「D1480」の2種類で、いずれも4K(4,096×2,160ドット)/60Hzの出力が可能。24時間/7日間の連続稼働環境にも対応できる。

 採用GPUは不明だが、消費電力は47Wとされている。メモリは4GB GDDR5。対応OSはWindows 10。APIはDirectX 12、OpenGL 4.5、OpenCL 1.2をサポートする。

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