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富士通、4K有機ELノートなど最新PCを体験できる「FMV実体験LABO」を秋葉原で日曜まで開催中

JR秋葉原駅電気街口改札内イベントスペースで、タッチ&トライイベント「FMV実体験LABO」

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、12月7日、8日の2日間、JR秋葉原駅電気街口改札内イベントスペースで、タッチ&トライイベント「FMV実体験LABO」を開催している。開催時間は両日とも午前11時から午後7時まで。

 個人向けPC「FMV」シリーズ体験できるもので、「体感! 人を想うモノづくり」をテーマに、FMV のこだわりのポイントを「観る」、「聴く」、「打つ」、「持つ」といった観点から体験できる展示内容とした。

 FCCLでは、「細部までこだわったモノづくりで、『人を想う』FMVを、身近に感じてもらい、ブランドのフィロソフィーを知ってもらえる機会を創出した」としている。

説明スタッフはLABOの名称にあわせて研究員風の白衣で説明

観る

 「観る」では、「瞳を想うと、パソコンはこうなる」をテーマに、「AH-X/D3」に搭載した有機ELディスプレイの美しさをアピール(FMV史上初、4K HDR有機ELパネル搭載でUHD-BDも視聴できる15.6型ノート参照)。

12月12日に発売されるAH-X/D3に搭載した有機ELディスプレイの美しさをアピール

 「バックライトを使用せずに、ピクセル単位で発光を制御している特徴を活かし、漆黒の表示や、高輝度で色鮮やかなハイコントラストの表現が楽しめる。人にとって、最高の視覚体験を追求した」とする。

 さらに、「狭額縁化により、没入感が高まること、画面の前に人がいることを検知して、明るさを自動調整して、消費電力を抑えることができるのも特徴」とした。

 会場では、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの表示を比較。有機ELならではの鮮やかな表示を見ることができる。

聴く

 「聴く」という観点では、「耳を想うと、パソコンはこうなる」として、デスクトップPCの「FH-X/D2」および「FH90/D2」が、スピーカーの角度にまでこだわって設計していることを訴求。

FH-X/D2に搭載されているスピーカーなどを展示

 「スピーカーから出る音が直接耳に届くように設計しつつ、PC設置面からの音の反射を低減する角度として、スピーカーを約9度傾けた。これによって、中音、高音は聴き心地が大きく変わる。また、低音については、パッシブラジエータ方式のウーファーの採用により、低域の音が表現できるようにしている。人の耳に心地よく届き、ぜいたくなひとときを味わえるように工夫を凝らしている」という。

 今回のイベントのために特別に用意した遮蔽空間で、音の角度のこだわりから生まれる音響を体験できるようにしていた。「量販店店頭では、なかなか音の良さを体験できない。今回のイベントでは、音をしっかりと聞いてもらうことにこだわった」とした。

音を体験するために特別に作られた1人用ブース
ブースのなかでは、FH-X/D2の音質を体験することができる

打つ

 「打つ」では、「指を想うと、パソコンはこうなる」を題し、指の力に応じてキーの重さを3段階に調節する「3段階押下圧」を体験できるようにし、安定した文字入力と、長時間使用しても疲れないための工夫を凝らしていることを訴求した。

 「各指の力にあわせて、キーの重さを3段階に調整することで、快適な文字入力を実現した。また、キートップをへこみ形状とした球面シリンドリカルキートップの採用により、キーが指にフィットして打ちやすさが向上している。さらに、キーの列ごとに階段形状の段差を持つステップ型キートップにより、ミスタッチを軽減している。指一本一本を想ったキーボードを作り上げた」と説明。会場には、巨大キーボードのフォトコーナーも用意していた。

指の力に応じてキーの重さを3段階に調節する「3段階押下圧」を説明
実際にキーボードの打ち心地を体験できる
巨大キーボードを展示したフォトスポット

持つ

 「持つ」では、「ビジネスを想うと、パソコンはこうなる」とし、「UH-X/D2」が13.3型ノートPCにおいて、世界最軽量となる698gを達成していることを紹介。

 「どこまでフットワークを軽くできるかを追求した結果、たどり着いたのが世界最軽量。部品1つ1つ、ネジ1本にいたるまで、0.01g単位で調整した。その一方で、軽さだけでなく、堅牢性や操作性も妥協はしていない」とした。

 会場では、実際にUH-X/D2を持つことができ、TVCMで話題となっている、扇げるほどの軽さを体感できたり、空中に浮いている展示を行なって、来場者を驚かせていた。

UH-X/D2で扇げるほどの軽さを体験できる
UH-X/D2の浮遊展示を行なっていた

 さらに、「暮らしを想うと、バソコンはこうなる」として、厳しい堅牢性試験を実施していることを紹介。自転車のかごの揺れを想定した振動試験、机の高さからの落下を想定し、76cmから落とす落下試験、満員電車の圧迫を想定し、天板全体を約200kgfで加圧する全面加圧試験、約35kgfで1カ所に加圧する1点加圧試験などを行なっていることを示した。会場では、自転車の前輪に振動を与えて、それでもかごに入ったPCには影響がないことを実演した。

自転車のかごにFMVを入れて振動にも耐えられることを訴求

 そのほか、デサインのこだわりについても説明。キーの周辺部に鉄の粉を吹きつけて、マット感を表現した「サンドブラスト」、髪の毛のような加工を施すことでアルミの素材感と高級感を演出した「ヘアライン加工」、ダイヤモンドの刃物で面取りをすることでカバー周辺を輝かせた「ダイヤモンドカット」、キーの側面がキラリと輝くことで見た目の美しさを追求した「プリズムクリアキー」などを紹介していた。

FMVのデザインへのこだわりを説明
キーの周辺部に鉄の粉を吹きつけて、マット感を表現した「サンドブラスト」を見ることができる

 一方、会場では、同社の電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」やワイヤレスイヤフォンなどが、2日間で合計268人に当たる抽選会も実施している。5つのブースすべてをまわり、ラリーカードにスタンプを押すと抽選に参加できる。

電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」
同社の電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」などが当たる抽選会を実施
5つのブースを回ってスタンプが貯まると抽選に参加できる
抽選はFMVを使って行なう

 なお、同イベントは、11月30日、12月1日に、名古屋のナナちゃんストリートイベントスペースで開催したほか、12月14日、15日には、大阪のなんばCITY本館地下1階ガレリアコートで開催する予定だ。