FMV史上初、4K HDR有機ELパネル搭載でUHD-BDも視聴できる15.6型ノート

AH-X/D3

　富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、15.6型ノートPC「AH/D3シリーズ」新モデルを10月17日より順次発売する。税別直販価格は13万円弱から。

　最上位モデルの「AH-X/D3」では、FMV初となる有機ELディスプレイを採用。液晶と異なりバックライトが不要なことから、狭額縁化を進めてフットプリントを縮小している。

　パネルの表示解像度は4K解像度(3,840×2,160ドット)で、表示色数は約10.7億色。VESAの定める有機ELパネル向けHDR対応認証規格「DisplayHDR 500 True Black」をクリアしており、HDR10コンテンツの表示に対応する。

　有機ELパネルでは同じ画面を表示し続けると「焼きつき現象」が起きてしまうが、FCCLでは問題を回避するため、ディスプレイ上部にWebカメラと合わせて搭載した人感センサーを活用し、画面輝度の自動調整(人が離れると輝度を最低まで落とす/近づくと輝度を上げる)機能を備えるほか、Windowsのテーマを出荷時で黒ベースに変更するなどの対策が取られている。

　CPUにはCore i7-9750H(6コア/2.6GHz)を採用し、DDR4-2666メモリ4GB×2と1TB NVMe SSD、OSにWindows 10 Homeを搭載。UHD-BDドライブも備え、HDR対応ストリーミング配信サービスからUHD-BDまで、4K/HDRの映像コンテンツを1台で視聴することが可能となっている。

【お詫びと訂正】初出時に搭載メモリをDDR-2400としておりましたが、DDR-2666の誤りです。お詫びして訂正させていただきます。

　AH-X/D3のほか、液晶パネル採用の「AH77/D3」や「AH53/D3」、Ryzen APU搭載の「AH43/D3」、Celeron搭載の「AH42/D3」なども店頭販売モデルとして発売。別に用意されるWeb直販モデルでは、メモリやストレージ構成などをカスタマイズすることが可能となっている。AH-X/AH77の2製品はWebカメラがWindows Hello顔認証に対応する。

　インターフェイスはおおよそ共通で、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、USB 2.0、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet、HDMI出力、Webカメラ(上位モデルはWindows Hello対応)、クアッドマイク、SDカードリーダ、音声入出力など。

　店頭向け各モデルのおもな仕様は以下のとおり。

AHシリーズ

23.8型液晶一体型PC「FH/D3」シリーズ

　23.8型フルHDパネル採用の液晶一体型PC「FH/D3シリーズ」も10月17日より発売。税別直販価格は16万円弱から。

　前世代からCPUなどが強化されたモデルとなる。おもな仕様は以下のとおり。