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パナソニック、2021年度をめどに液晶パネル生産を終了へ

 パナソニック株式会社は、同社傘下のパナソニック液晶ディスプレイ株式会社(PLD)が展開してきた液晶パネル生産事業について、2021年度をめどに終了すると発表した。

 PLDは、前身となる株式会社IPSアルファテクノロジ(2005年1月設立)を連結子会社とした2008年8月から、TV向け製品を主力とした液晶パネル生産事業を行なっていた。しかし、TV市場の激しい価格競争に直面し、2016年をもってTV向け液晶パネルの生産を終了していた。

 その後、車載/産業機器向け市場への転換を図ってきたものの、グローバル市場における液晶パネルの競争激化にともない、事業の継続が困難となったため、液晶パネル全体の生産終了を決めたという。

 なお、PLDの従業員については、グループ会社内での異動および再配置を基本方針として、労使協議を進めていくとしている。