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Google、デュアルカメラで星空も撮れる「Pixel 4」
2019年10月16日 00:41
米Googleは15日(現地時間)、ニューヨークで新製品発表会を開催し、デュアルカメラを搭載したスマートフォン「Pixel 4」、「Pixel 4 XL」を発表した。
本日より予約を開始しており、価格はPixel 4の64GBモデルが799ドル、128GBモデルが899ドル、Pixel 4 XLの64GBモデルが899ドル、128GBモデルが999ドル。出荷は10月22日。
従来モデルの背面カメラはシングルだったが、Pixel 4では望遠レンズを含めたデュアル構成となった。これにより望遠端の画質を向上させるとともに、ポートレート撮影時のボケの処理をより正確に行なえるようになった。ズームはデジタルを組み合わせた超解像ハイブリッドズームに対応し、遠景がより鮮明に映し出せるとしている。
従来より好評だったHDR+の機能だが、Pixel 4では深層学習技術により、ライブビューでもHDR+表示となり、「WYSIWYG(What You See Is What You Get)」を実現。また、HDR+撮影時にハイライトとシャドウをスライダーで調整できるようになった。
夜景撮影機能も強化され、本体を固定すれば、4分間撮影で天の川を含むきれいな星空を撮影できる。また、現時点では月を画面内に含めた夜景を撮影した場合、長時間露光で月が露出オーバーしてしまうが、将来的なソフトウェアアップデートで月のディテールを残した夜景を撮影可能にするという。
ディスプレイは従来のノッチつきからノッチなしとなり、上部が下部より面積の多いフレームとなったが、その代わりレーダーセンサーによる画面非接触のジェスチャ操作が可能になった。たとえば次の音楽にする場合や、通知を一旦オフにする場合は右から左に手を振るだけで行なえる。
また、モーションセンサーも強化し、デバイスの持ち上げを感知し、より高速に顔認証ロック解除が行なえるようになった。ボイスレコーダーのアプリも強化され、オフラインでもリアルタイムに音声から文字へ変換できるようになり、それによりテキストの検索も可能になった(英語のみ)。ユーザーの事故を自動検出し、緊急電話をすぐに掛けられる機能も搭載されている。
おもな仕様は、CPUにSnapdragon 855、メモリ6GB、ストレージに64GBまたは128GBを搭載。ディスプレイは5.7型の「Pixel 4」がフルHD+/90Hz対応OLED、6.3型の「Pixel 4 XL」がQHD+/90Hz対応のOLEDとなる。いずれも10万:1のコントラスト比が謳われている。
インターフェイスはUSB Type-C、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0など。背面カメラは1,220万画素/F1.7メイン+1,600万画素/F2.4望遠、前面カメラは800万画素/F2。SIMはNano SIMとeSIM。
バッテリはPixel 4が2,800mAh、Pixel 4 XLが3,700mAh。本体サイズおよび重量は前者が68.8×147.1×8.2mm(幅×奥行き×高さ)/162g、後者が75.1×160.4×8.2mm(同)/193g。