ニュース
Apple、iPadに特化した「iPadOS」を今秋提供
2019年6月4日 13:28
米Appleは3日(現地時間)、iPad向けの新OS「iPadOS」を今秋に提供開始すると発表した。
これまでiPadはiPhoneと同じ「iOS」という名前であったが、iPadOSではiOSと同じ基礎を採用しながら、iPadの大画面を活用できる新機能と能力を備えることとなった。具体的に、再設計したホーム画面、マルチアプリのマルチウィンドウ、Apple Pencilの活用などが挙げられる。
対応するモデルはiPad Air 2以降、iPad Pro全モデル、第5世代iPad以降、iPad mini 4以降。
ホーム画面
ホーム画面は新しいレイアウトとなり、1画面により多くのアプリを表示するようになった。新たにヘッドラインや天気、カレンダー、イベント、Tipsなどがひと目でわかる「Today View」を加えることが可能。
分割ビューとスライドオーバー
分割ビューを利用し、1つのアプリで複数のファイルやドキュメントを並べて表示できるようになり、スライドオーバーで複数のアプリの切り替えを容易にした。
Apple Pencil
Apple Pencilでドキュメントやメール、Webページに書き込んで、すぐに送信可能。ツールを再設計し、カラーパレットや形状、オブジェクト消去、ピクセルイレーサー、および定規などがすぐに利用可能。高度な予測アルゴリズムにより、入力遅延を9msに抑えた。
USBメモリ/SMBのサポート
ファイルを一括管理するFilesアプリを実装。iCloudのみならず、USBメモリやSDカード、SMBファイルサーバーなどにアクセスできる。ローカルストレージ、zipファイルの圧縮/解凍、キーボードショートカットも対応する。
Safari
Safariはデスクトップバージョンを表示するように変更。タッチに最適化し、Google Docs、Squarespace、WordPressといったサービスがSafariで快適に動作。