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ASUS、“ゲーミングSurface”な「ROG Mothership」国内投入を予告

ROG Mothership

 ASUSは23日(台湾時間)、ROG(Republic of Gamers)ブランドより、23日発表の第9世代Coreプロセッサを搭載したゲーミングノートPC製品を発表した。本稿では国内発売予定の製品について紹介するが、価格や詳細仕様については、ASUSより後日発表される予定。

 ROG Mothershipは、CES 2019で初披露された、Microsoft Surfaceのように本体を縦に配置することで、従来のクラムシェルフォームファクタよりも冷却システムが外気を十分に取り入れられるように設計された17.3型PC。

 アルミブロックから約20時間をかけて削り出されたCNC加工の筐体が特徴で、直立設計による通気性の向上により、性能を犠牲にすることなく筐体厚を29.9mmに抑えた。キーボードは分離/折り畳むことができ、任意の位置で使用でき、状況に応じて有線または無線で接続できる。

 液晶ディスプレイは、ゲーマー向けの144Hz/3ms応答の高速液晶、クリエイター向けの60Hz/4K解像度液晶を用意し、Adobe RGBなど広色域表示に対応する。

 「ROG G703」は、クラムシェルノート型のゲーミングノートで、より大きなヒートシンクとファンを採用し、ROG Mothershipに匹敵する冷却性能を実現したとする。

 「Zephyrus S GX701」も、CES 2019で初披露された17.3型ゲーミングノートPC。

 約18.7mm厚という薄型筐体が特徴で、ROG Boost機能によりGeForce RTX 2080を最大1,230MHz(100W)までオーバークロックできる。専用のGPUスイッチにより、NVIDIA G-SYNCモードと、より長いバッテリ寿命を提供するOptimusモードを切り替えられ、大容量の76Whバッテリを搭載する。

 液晶ディスプレイはPANTONE認証を取得し、144Hz/3ms応答を実現。スペシャルエディションでは、BT.709の色空間を扱える10億色以上の色表示に対応したHDRパネルも用意され、15のバックライトゾーンを個別調整もできる。なおスペシャルエディションはGPUスイッチ/G-SYNCは非搭載となる。

 「Zephyrus S GX531」は15.6型のゲーミングノートで、約16mmという薄型筐体と、AAS冷却機能によりGeForce RTX 2080をGX701と同じROG Boostクロックで動作できるのが特徴。高速な240Hz駆動液晶か、HDR対応液晶を選択できる。

Strix

 「Strix」シリーズでは、BMW Designworks Groupとのコラボレーションにインスパイアされた天板デザインを採用。本体前面/側面に搭載できるオプションのライトバーはAura Syncに対応し、ノートPCを光らせることが可能。

 本体底面からSO-DIMMスロットやM.2/2.5インチストレージベイなどにアクセスできる。

 「Strix G」は控えめなデザインを採用したゲーミングノートで、搭載するGeForce GTX 16シリーズにより、高いコストパフォーマンスと、ストリーマーの要求を満たせる高品質なキャプチャを可能にするビデオエンコーダを提供。6コア/12スレッド動作のCore i7-9750HとGeForce GTX 2070、144Hz駆動の液晶ディスプレイを搭載することもできる。