イベントレポート
ASUS、Surfaceっぽい17.3型ゲーミングPC「ROG Mothership」
~Core i9/RTX 2080搭載
2019年1月7日 15:00
ASUSは、米ラスベガスにて開催される「CES 2019」に先駆け、Republic of Gamers(ROG)ブランドより、17.3型ゲーミングPC「ROG Mothership (GZ700)」を発表した。発売は2019年上半期の予定で、価格は未定。
CPUにはCore i9-8950HK(6コア/12スレッド、2.9GHz)、GPUにGeForce RTX 2080(8GB GDDR6)を搭載したゲーミングPC。
キックスタンド機構と着脱可能なキーボードを備えた“Surfaceスタイル”を採用し、ノートPCのフォームファクタでデスクトップPCを置き換える製品として、「持ち運べるゲーミングリグ」を謳う。
機構的にはSurfaceと同種だが、タッチ操作非対応で単体タブレットとして使えるわけではないため、2in1 PCではなく、持ち運べる“ゲーミング液晶一体型PC”といった趣の製品。
クラムシェル型のゲーミングノートでは、本体裏面と卓上の狭い空間から空気を取り込んでいるため、冷却性能に限界があるが、本製品では、ディスプレイ背面にメインパーツを配置することで、より広い背面空間から空気を取り込む、強力な冷却システムを実現している。
筐体はCNC削り出しのアルミニウム製で、6コアのCPUはターボモードで4.8GHzまでオーバークロックされ、ゲームと同時にストリーミングや録画、音声チャットなど楽しめるとする。
同社によれば、ゲーミングノートの実際の利用環境を調査したところ、外部のキーボードとディスプレイを接続してゲームをプレイしている場合が多く、クラムシェル型では机の占有率が高すぎる(フットプリントが大きすぎる)問題があるという。本製品では単体キーボードとして使え、かつ本体に取り付けられる、折りたたみ機構搭載のキーボードを備えており、収納時も利用時も最小限の設置面積でゲームを楽しめるという。
キーボードは2.5mmのキートラベルを備え、有線および2.4GHz帯での無線接続に対応。Type-Cポートを備えており、有線接続時はAura Syncにも対応する。
ディスプレイは17.3型のフルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶パネルで、144Hzのリフレッシュレート、3msの応答速度、sRGBカバー率100%を謳うほか、G-SYNCにも対応。
オーディオ面ではESS製のSabre DACを備え、24bit/192kHzの高音質再生をサポート。
そのほかのおもな仕様は、最大64GBのDDR4-2666メモリ、512GB NVMe SSD×3、Windows 10 HomeまたはProを搭載。SSDはCPU直結のRAID 0構成で、転送速度は8,700MB/sに達するとしている。
インターフェイスはThunderbolt 3、USB 3.1×4(1基はType-C)、USB 3.0、HDMI 2.0、IEEE 802.11ax対応無線LAN、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet、Windows Hello対応Webカメラ(1,080p/30fps)、SDカードリーダ、4W×4スピーカー、音声入出力。
本体サイズは410×320×29.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.7kg。電源供給には280WのACアダプタ×2を利用する。