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スマホ需要減によるNANDの価格崩壊で、PC自作市場はSSDが活況
2019年3月25日 13:39
株式会社BCNの統計によると、2018年以降、PC自作パーツにおいてSSDが人気を集めているという。
BCNによれば、世界的にスマートフォンへの需要が減っているのが影響し、SSDに使われるNANDの在庫がダブつき、単価下落へと連鎖している。2018年1月に1GBあたりの単価を100とした場合、2018年12月には51.2%も値下がりした。これが影響し、2018年下半期からは出荷台数が2倍前後で推移した。
2018年春に400GB程度だった平均容量も、GB単価の下落に伴い2019年はじめには500GBへと増えた。今後は継続的な値下げにより、HDDからの買い替え需要が喚起される可能性が高まるとしている。
また、スマートフォン需要減により、2018年末からDRAMの価格も下落しており、前年割れだったメモリ市場も、2019年2月には55%増になるなど、復活の兆しが見えている。
一方でビデオカード市場は、仮想通貨のマイニングブームの沈静化などにより鈍化し、前年比60%程度の低調な推移が続いている。