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Amazon.co.jp、破損/水没でも交換保証の8型タブレット「Fire HD 8 キッズモデル」

~子供向けコンテンツ数千点が無制限に使えるサービスも開始

Fire HD 8 キッズモデル

 Amazon.co.jpは、8型タブレット「Fire HD 8 キッズモデル」を発売する。7日より予約受付を開始し、19日より出荷を開始する予定。価格は14,980円。

 タブレット本体は既存のFire HD 8タブレット32GBモデルと同等だが、キッズモデルは子供の利用を想定し、耐衝撃性に優れた保護カバーが付属。カバーはブルー/ピンクの2色から選択できる。また、万が一のタブレットの破損/故障時でも、製品をAmazon.co.jpへ返品すると無償で交換対応を行なう、2年間の限定保証が付帯する。

セット内容
無償交換
キッズカバー付属

 タブレットのおもな仕様はFire HD 8に準じ、8型1,280×800ドット液晶ディスプレイ、4コアSoC(1.3GHz)、1.5GBメモリ、32GBストレージを搭載。

 インターフェイスはMicro USB、IEEE 802.11n対応無線LAN、Bluetooth、200万画素背面/前面カメラ、microSDカードリーダ(最大400GB対応)、音声入出力。

 カバー取付時の本体サイズは155×244×26mm(幅×奥行き×高さ)、重量は474g。

Fireタブレットシリーズ
子供を念頭に開発
背面
通常のFire HD 8との比較
側面

子供向けコンテンツを用意した新サービス「Amazon FreeTime Unlimited」

 キッズモデルの大きな特徴としては、前述の保護カバー付属と2年間限定保証に加えて、有料サービス「Amazon FreeTime Unlimited」の1年間利用権が付属する。

 Amazon FreeTime Unlimitedは、3~12歳を対象とした、年齢に応じて楽しめるコンテンツを用意するサブスクリプションサービス。通常の月額利用料金は980円で、プライム会員は480円で利用できる。

 19日より提供を開始する予定で、Fire HD 8 キッズモデルに加え、2015年9月以降発売の既存のFire/Fire 7/ Fire HD 8/Fire HD 10タブレットでも、ソフトウェアアップデートの適用で利用が可能となる。

 同サービスでは、子供向けに数千点以上のデジタルコンテンツを用意し、児童書やビデオ、ゲームなどのコンテンツのほか、ベネッセコーポレーション「こどもちゃれんじ」監修のアプリなど、知育/学習コンテンツも配信される。

 小学校での英語学習必修化などを見据え、英語学習コンテンツも用意し、楽しみながら英語に触れることができるとしている。

 なお、後述するFreeTimeでは、親のAmazonアカウント1つに対して、子供のプロファイルを4つ作成でき、FreeTime Unlimitedの契約は親のアカウントで行なうため、FreeTime Unlimitedにおいては、1アカウントの契約で4人の子供がサービスを利用できるかたちとなる。

FreeTime Unlimited
子供向けコンテンツ
こどもちゃれんじ監修アプリも
英語コンテンツ
英語教育必修化

ペアレンタルコントロールアプリ「FreeTime」

 FreeTime Unlimitedとは別に、ペアレンタルコントロール機能として「FreeTime」も無償で提供。こちらはFire HD 8 キッズモデルにプリインストールされているほか、既存のFireタブレットに導入することができる。

 FreeTimeを導入することで、導入したタブレットで保護者の許可なくSNSやWeb、アプリ内課金へのアクセスなどを制限でき、就寝時間設定による端末シャットダウン、教育コンテンツの目標時間達成までエンターテイメントコンテンツを制限する学習時間設定、読書やアプリ/ゲームなどのアクティビティ別時間制限、総利用時間制限、年齢フィルタなどの機能を利用できる。コンテンツの追加/削除も任意で行なえる。

 設定の変更などはタブレット上から行なうほかに、Web上の「ペアレンタルダッシュボード」から行なうこともできる。

FreeTime
ペアレントダッシュボード
年齢フィルタ
利用時間設定
学習タイム設定
設定画面

 米Amazon キッズ・ファミリー関連事業 統括責任者のカート・バイドラー(Kurt Beidler)氏によれば、Fireタブレットの発売以来、子供を持つ親ユーザーから、家族用タブレットとして使っているが、タブレットで子供が何をしているか心配、子供専用のタブレットが欲しい、端末を共有しているとオススメコンテンツに双方のものが混在してしまうなどの声が多く寄せられたという。

 同氏は、そういった声に応えたのが今回の製品であり、今回日本向けのコンテンツの用意も整ったことで、アメリカ/イギリス/ドイツの3カ国に続き、日本への投入に至ったとした。

 上記に挙げた製品保証や子供向けコンテンツの提供といった特徴のほか、Fire HD 8 キッズモデルはベースモデルはFire HD 8と共通のため、一般的な教育向け専用端末や塾の補助端末と異なり、子供がタブレットを自由に使える年齢になった場合も通常のFire HD 8タブレットとして使える利点があることもアピールされた。

タブレットで子供が何をしているか心配、子供専用のタブレットが欲しい、端末を共有しているとオススメコンテンツに双方のものが混在してしまうなどの声
ゼロから開発
アメリカでもっとも売れた子供向けタブレット
特徴
専用端末ではないため通常のタブレットとして使える
タブレットの価格
FreeTime Unlimitedの価格
製品仕様