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楽天モバイルネットワーク、完全仮想化にIntelのXeonやFPGAを採用

 楽天モバイルネットワーク株式会社は12日、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークにおけるデータ通信の実証実験に成功したと発表した。

 2月3日より東京の二子玉川周辺で稼働したデータネットワークでの通信テストを開始し、データネットワークでの通信テストを開始し、安定した稼働を実証した。

 今回のネットワークのポイントは、無線アクセスネットワークからコアネットワークまで仮想化され、ネットワークとサービスオペレーション双方がエンドツーエンドで完全に仮想化されている点。サービス開始時より5G世代を見据えた構造を適用している。

 Intelによると、そのなかでもキーとなるのは、IntelのXeonプロセッサと、IntelのFPGAベースのアクセラレータを採用している点としており、これにより優れた機敏性とフレキシビリティ、日本以外でスケールアウトの可能性、そして顧客に対して低価格なサービスを提供できるとしている。

 実際、楽天はインフラストラクチャの標準化や運用の簡素化、スケールアウトや代替機の手配を容易にするため、10種類以下のハードウェアのみで運用していくとしている。

 楽天は今後は対象地域やテスト参加者数などの規模を拡大しながら音声ネットワーク通信テストも順次開始し、2019年10月に移動体通信事業者としてのサービス開始に向けた検証と改善を進める。