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Razer、ゲーマー向けメッシュ無線ルーター「Sila」

 Razerは3日、独自技術を盛り込んだゲーマー向け無線LANルーター「Sila」を発売した。複数台によるメッシュネットワーク構築機能や、ゲーム機やソフトウェアを指定して帯域を優先利用するQoS機能を備え、スマートフォンなどワイヤレス機器でのゲーミングに好適とする。価格は公式ストアで33,800円。

 スマートフォンを始めとしたモバイルゲームの流行や、有線接続が利用できないゲーマーにむけた機能が充実しており、ゲーミングやストリーミングなど用途やデバイスに合わせて優先度を変更できるQoS機能「FasTrack」を備える。さらに、iOSおよびAndroidアプリから一部設定管理ができる。

 Silaはトライバンドルーターであり、家のあらゆる場所で可能な限り高速に接続するため、メッシュを構成するSila同士が専用の5GHzバックホール帯域を確保する機能が3台使用時に有効化されるなど、ユニークな特徴をもつ。この3台使用時では最大約836平方mをカバー可能で、フロントホール(機器とルーター間)とバックホールは独立しているためにスムーズな接続が実現されるという。

 「Zero-Wait DFS(動的周波数選択)」機能は、より混雑していないチャネルを最大4つ同時に確保する方式で、幅広いチャネルに対応する。

 仕様としては、IEEE 802.11acに対応し、最大スループットはそれぞれ11nで400Mbps、11acでは1,734+866Mbpsとする。9基のアンテナを内蔵し、マルチユーザーMIMOとビームフォーミングに対応。インターフェイスにはGigabit対応のWANポート×1、LANポート×3、USB 2.0ポート×1、USB 3.0ポート×1を備える。

 サイズや重量は現時点では不明となっている。