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単なるバックアップを超えたデータ保護を実現する「Acronis True Image 2019」
2018年9月19日 17:04
アクロニス・ジャパン株式会社は、「Acronis True Image 2019 15周年記念バージョン」を発売した。ダウンロード版価格は5,480円から。
True Image 2019では、バックアップに必要なブートメディア、コンピュータ全体やシステムパーティションのバックアップファイルを1つの外付けディスクに保管する「Acronis Survival Kit」の作成機能が追加。
これにより、Survival Kitで作成したポータブルHDDなどを持ち歩くことで、出張先や旅先でも、突然動かなくなったPC/Macを復旧させたり、新たに購入したハードウェアにOSをまるごと復元するといったことが可能となる。
AIベースの防御でランサムウェア攻撃を自動で検知/遮断するファイル保護機能「Active Protection」では、あらたにネットワーク共有やNASデバイスも保護対象となった。
そのほか、クラウドへのファイルバックアップの改良、USBデバイス接続時の自動バックアップ設定、古い世代のバックアップをマニュアル削除できるバックアップクリーンナップ機能、WinPEメディアでネットワークアダプタの検出機能を搭載(有線/無線とも対応)するといった機能が、新たに実装されている。
Mac向けには、システム使用中でも複製できる、起動中ディスクのクローン作成機能が新たに対応したほか、API経由でParalles Desktopをバックアップ/復元し、仮想マシンの即時ブートに対応する。
バックアップ再構成機能では、Macの再インストール時や、新しいMacがインストールされた場合に、既存のバックアップファイルを使用してバックアップを継続できる。
動作対象OSはWindows XP SP3/Home Server 2011/7 SP1/8/8.1/10、Mac OS X 10.11/macOS 10.12/10/13、iOS 9.0以降、Android 4.1以降。
対応ファイルシステムはNTFS/Ext2/Ext3/Ext4/ReiserFS/Linux SWAP/HFS+/HFSX/FAT16/FAT32/exFAT、APFS/HFS+/Core Storage/FAT32/NTFS(Boot Camp含む)。
製品ラインナップと価格は以下のとおり。パッケージ版は10月12日の発売となる。
製品 | 価格 |
---|---|
Acronis True Image 2019 1コンピュータ | 5,480円 |
Acronis True Image 2019 3コンピュータ | 8,780円 |
Acronis True Image 2019 5コンピュータ | 10,980円 |
Acronis True Image 2019 1コンピュータ アカデミック版 | 3,280円 |
Acronis True Image 2019 1コンピュータ アップグレード版 | 3,280円 |
Acronis True Image 2019 3コンピュータ アップグレード版 | 6,580円 |
Acronis True Image 2019 5コンピュータ アップグレード版 | 8,780円 |
Acronis True Image 2019 Advanced 1コンピュータ 250GBクラウドストレージ付 | 5,480円 |
Acronis True Image 2019 Advanced 3コンピュータ 250GBクラウドストレージ付 | 8,780円 |
Acronis True Image 2019 Advanced 5コンピュータ 250GBクラウドストレージ付 | 10,980円 |
Acronis True Image 2019 Premium 1コンピュータ 1TBクラウドストレージ付 | 10,980円 |
Acronis True Image 2019 Premium 3コンピュータ 1TBクラウドストレージ付 | 16,480円 |
Acronis True Image 2019 Premium 5コンピュータ 1TBクラウドストレージ付 | 17,580円 |
都内で開催された製品発表会には、アクロニス・ジャパン株式会社 代表取締役 大岩憲三氏、同社リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ 古舘興章氏が登壇。
大岩氏は、2018年はグローバルで15周年、日本法人で10周年という、同社にとっての節目の年と述べ、同社が保護するデータ総量は5,000PBに達し、500万人の個人ユーザーが利用しているとアピールした。
今回のTrue Image 2019では、国内版パッケージの表記を日本語で統一。よりユーザーにわかりやすくアピールできるよう配慮したと語った。
古舘氏は、アクシデントやPCなどの盗難、ランサムウェアやウイルスによる被害、ハードウェア障害といった理由で、データの消失を9割以上の人が体験していると説明。
とくにランサムウェアなどの被害の増加によって、データ保護も単なる「データのバックアップ」だけでは不十分で、より高度な保護が必要とされているとした。
実際にユーザーに対して同社が行なった調査によれば、5年前と比べて49%が個人情報の安全性に不安を感じており、国内では直近で立て続けに大きな災害に見舞われていることもあり、災害によるデータ消失も懸念材料の1つになっているという。
True Imageでは、バックアップを超えた「サイバープロテクション」を実現し、安全性を維持しプライバシーを保護しながら、データへのアクセスも簡単に行なえるとアピールした。