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Apple、高負荷時の動作を高速化した「iOS 12」
2018年6月5日 02:43
米Appleは、開発者向けイベント「WWDC 2018」にて、「iOS 12」を発表した。
iOS 12では、アプリ起動は40%、キーボード表示は50%、カメラ起動は70%の高速化が図られているが、とくに高負荷時の動作の最適化を実現しており、最大で2倍高速化されているとする。
負荷がかかったさいにCPUを最大性能へすぐ到達するようチューニングすることで、スクロールやアプリ起動時などに快適な動作を実現している。
対応デバイスはiOS 11と同様にiPhone 5s以降。
ARKitもアップデートされ、Pixarと共同で開発した新ファイルフォーマット「usdz」により、ARコンテンツをシェアすることが可能となった。
「写真」アプリは検索機能が強化され、施設やイベント名、アクティビティなどで検索可能となった。写真の共有時には、共有先の相手をサジェストする。
Siriにはショートカット機能が追加され、任意の音声コマンドで設定した動作を実行させられる。複数のアプリを組み合わせてマクロ的に実行できるのも特徴。
新アプリ/機能として、睡眠時に起こさない「おやすみモード」、アプリ別の利用時間や通知数などを可視化する「Screen Time」アプリが追加。
Screen Timeではアプリの利用時間を自分で制限するといった利用や、子供のiOSデバイスの情報を確認したり、利用を制限するといったペアレンタルコントロール機能も備える。
そのほか、Animojiに舌のトラッキングが実装されたほか、自分のそっくりのアバターを作れる「Memoji」が追加された。
Facetimeでは、新たに32人までのグループ通話に対応している。