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Windows 10が「HEIF」フォーマットの画像表示に対応

 米Microsoftは16日、Windows 10 Insider向けに配信開始したPreview Build 17623にて、「High Efficiency Image File (HEIF)」形式の画像フォーマット対応を発表した。

 HEIFは、アニメーションGIFのような画像シーケンス、複数写真の格納、アルファ/デプスマップのような補助画像、ライブイメージや動画、音声、HDRなどに対応した画像コンテナ。

 動画圧縮形式「HEVC(h.265)」の技術をもとにした画像フォーマットを格納でき、その場合にはJPEGやGIF、PNGなどと比較して高い圧縮率と画質の実現が謳われている。

 iOS 11およびmacOS High Sierra以降ではすでに導入されており、Androidの次期バージョン「Android P」でも対応が予定されている(Google、「Android P」の開発者向けプレビュー公開)。

 今回のWindows 10のプレビューBuildでの対応は、まず表示のみ対応しており、編集作業は行なえない。

 「Microsoft フォト」アプリのWindows Appプレビュープログラムに参加し、バージョン2018.18022.13740.0をインストール後、ストアからコーデックとして「HEIF and HEVC Media Extensions」をダウンロードすると、HEIFファイルの閲覧、エクスプローラ上でのサムネイル表示、メタデータが有効になる。

 また、「Windows Image Compornent (WIC)」、「WinRT」のイメージングAPI、XAMLのImageクラスでもHEIFファイルの表示が可能になる。