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JEDEC、スマホのストレージ速度を2倍に高速化するUFS 3.0
2018年2月7日 14:46
JEDEC Solid State Technology Associationは1月30日(米国時間)、Universal Flash Storage(UFS)規格のバーション3.0を公開した。
UFSは、スマートフォンなどで採用されているフラッシュストレージ規格。規格上、組み込み向けのeUFSのほか、microSDのような着脱可能なカード(Samsung、microSDカードサイズで転送速度530MB/sを実現した拡張カード参照)も策定されている。
UFSバージョン3.0では、M-PHY HS-Gear4の導入により、レーンあたり最大11.6Gbpsのデータレートを謳っており、これまでのM-PHY HS-Gear3と比較して2倍の性能となっている。
2レーンのデータ転送サポートも継続されており、その場合の最大データレートは23.2Gbpsとなる。
そのほか、2.5V VCCの低消費電力、最新NAND技術のサポート、MIPI M-PHY v4.1およびMIPI UniProSM v1.8を使用したインターコネクトレイヤの形成、MIPI M-PHY v4.1のAdaptサポートと、MIPI UniPro v1.8で定義されているQoSサポートを利用した、通信チャネルの監視とトレーニングによる信頼性の高いリンク通信のサポートなどが特徴とされている。
また自動車市場向けに、動作温度範囲が-40~105℃まで拡張されている。