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Samsung、第2世代10nm FinFET SoCの量産を開始。来年初頭には採用製品が登場

韓国華城市にあるS3製造ライン

 Samsung Electronicsは11月29日、同社第2世代の10nm FinFETプロセスで製造されたSoCが量産体制に入ったと発表した。

 第2世代の10nm FinFETプロセスは「10LPP(Low Power Plus)」技術とされており、第1世代の10LPE(Lowe Power Early)製品よりも最大10%高性能であるか15%低消費電力という。

 10LPP採用のデバイスは来年(2018年)の初頭に登場予定とのことで、1年を通して採用製品の拡大を狙う。

 また、Samsungは韓国華城市に設けた新たな製造ライン「S3」にて10nm以下のプロセスを採用する製品の生産準備が整ったと伝えており、同工場ではEUVを利用した7nm FinFETの量産を行なう見込みである。