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Broadcomの買収提案は「過小評価でありがた迷惑」。Qualcommがきっぱり拒否

 Qualcommは13日(現地時間)、Broadcomが11月6日に提案した買収案を拒否すると取締役会で決定した。

 取締役会長兼チェアマンのPaul Jacbs氏は「理事会は、Broadcomの提案は当社のモバイル技術のリーダーシップと将来の成長見通しを著しく過小評価しているという意見で一致した」と述べている。

 リリースのなかで、BroadcomのQualcommに対する評価は過小であることが繰り返し述べられており、タイトルにも「Unsolicited Proposal」、つまり頼まれてもいない提案、ありがた迷惑と入れるなど批判している。

 一方でBroadcomもQualcommの買収を継続的に検討するとの声明を出した。同社の社長兼CEOのHock Tan氏は、「今回の取引が成功すれば強力なグローバル企業を生み出し、業界最先端の素晴らしい技術と製品のポートフォリオが実現する。主要顧客も肯定的である。取締役会と経営陣が協力してこの提案を議論すべきだ」としている。