ニュース

CRYORIG、RGB LEDで光をカスタマイズできるCPUクーラー

H7 Quad Lumi RGB

 CRYORIGは17日(台湾時間)、RGB LEDによってイルミネーションをカスタマイズできるCPUクーラー「H7 Quad Lumi RGB」を発表した。6月以降発売で、税別価格は59.99ドル。

 同社は2015年12月にこのプロトタイプを発表したが(記事:ヒートシンクも光る時代へ、CRYORIGが「LUMI」のプロトタイプを開発)、1年半かけてようやく製品化にたどり着いたようだ。

 NZXTと共同開発したソフトウェア「CAM」を使うことで、本体上部のロゴ、および下部のアンダーグロウの発光をカスタマイズできる。PC上のみならず、スマートフォンからでも色を変更できるという。

 この共同開発は1年を超える期間を要したが、9種類の独特のライティングエフェクトを実現し、ファームウェアのアップデートによりさらなるエフェクトの追加も予定している。また、CAMソフトウェア上からはCPU温度のモニタリングやファンの回転数制御といった設定も可能となっている。

 H7 Quad Lumi RGB自身は、既存の「H7」をベースに、ヒートパイプを1本増やすことで、対応可能なTDPを20W増加させ、性能を15%向上させた。これによりLGA2011-v3ソケットに対応可能となった。付属のファンはホワイトLED付きで、回転数は300~1,600rpm。

 本体サイズは123×98×145mm(幅×奥行き×高さ)、重量は728g(ファン込み)。対応TDP 150W以上。LEDのコントロールおよびPWM制御はUSB 2.0経由で行なう。付属するファンの騒音は10~25dB、風量は49CFM、風圧は165mmH2Oなどとなっている。

H7 Quad Lumi RGB
CAMソフトウェアのUI