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G-Technology、Thunderbolt 3接続のプロクリエイター向けストレージ製品

G-SPEED Shuttle XL with Thunderbolt 3

 米Western Digitalは24日(米国時間)、「G-Technology」ブランドより、プロクリエイター向けThunderbolt 3接続対応のストレージ製品を発表した。

 ビデオグラファーやデジタルフォトグラファーなど、負荷の高いデータ処理やクリエイティブなアプリに対応したストレージソリューションを要求するクリエイティブプロフェッショナル向けの製品を謳う。

 「G-DRIVE with Thunderbolt 3」は、Thunderbolt 3×2とUSB 3.0 Type-C搭載の1ドライブストレージ。米国価格は12TBモデルが799.95ドル、10TBモデルが699.95ドルで、10TBモデルの日本での出荷開始は6月予定。

 最大5つのデバイスをデイジーチェーン接続でき、複数のドライブとの常時接続や、高精細動画をシングルコネクションで素早く転送できるほか、HGSTブランドの「Ultrastar」シリーズHDDを採用することで、高負荷でミッションクリティカルなデータを取り扱うユーザーも安心して使用できるとしている。

 「G-RAID with Thunderbolt 3」は、取り外し可能なHDDを2台搭載して、RAID 0/1、またはJBODを構成できるストレージシステム。米国価格は24TBモデルで1999.95ドルで、20TBモデルの日本での出荷開始は6月予定。

 Thunderbolt 3、USB 3.1 Type-C、HDMI 2.0を搭載しており、HDMIはHDRや4Kビデオパススルーに対応。搭載HDDはUltrastarシリーズで、マルチストリームHD、2K、4K、HDRビデオのワークフローなど、要求の高いプロジェクトに適したフレキシビリティや信頼性の実現を謳う。

 「G-SPEED Shuttle XL with Thunderbolt 3」は、RAID 0/1/5/6/10/50構成に対応した、持ち運び可能な8ベイストレージソリューション。米国価格は96TBモデルで10,199.95ドル。80TBモデルの日本での出荷開始は6月予定。

 最大データ転送速度が前モデルから2,000MB/sに向上しており、UltrastarシリーズHDDの搭載で高い信頼性を謳う。

 「G-SPEED Shuttle XL with ev Series Bay Adapters」は、G-SPEED Shuttle XL with Thunderbolt 3と同様にevシリーズ対応のベイアダプタを搭載し、全evシリーズドライブと搭載互換性を持った製品。米国価格は72TBモデルで7,799.95ドル。日本での出荷開始は2017年第3四半期予定。

 2つのevシリーズのベイアダプタは、evシリーズのドライブモジュールおよびevシリーズのリーダを使用できるように設計されており、最大1,500MB/sでのデータ転送を謳う。

 「G-DRIVE USB-C」は、USB 3.0 Type-C接続の外付けドライブ。米国価格は10TBモデルで499.95ドル、8TBモデルで349.95ドル、4TBモデルで199.95ドル。日本での出荷開始は5月予定。

 筐体はアルミニウム製で、USB Type-C経由での最大45W給電に対応しており、MacBookやMacBook Proの充電が可能となっている。