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ゲーム最小化バグが直ったWindows 10プレビュー版「Build 15025」

~ナレーターでの点字や視覚障碍者向けのサポートを強化

ナレーターに点字機能を追加

 米Microsoftは2月1日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 15025」をPC向けにFast ringで公開した。

 このビルドは、次期大型アップデートのCreators Updateに向けたInsidersによるバグ修正プログラム「Bug Bash」のために使用されるとし、Microsoftは参加者を募っている。Bug Bashは今週の金曜日から開始される。

 今回のBuild 15025では配信予定だった32bit版でバグが起きており、32bit版ビルドの公開は次回に持ち越される。ただ、今週末に同ビルドのISOを配布予定とのことで、件の問題が修正された32bit版のISOがリリースされる可能性がある。

 Build 15025での新機能として、ナレーターが点字機能(β版)をサポートしたことに加え、視覚障碍者向けに音声のモノラル化設定を追加した。後者についての説明では、視覚障碍者はPCに表示されている情報をスクリーンリーダで読ませて確認しているとのことで、会議などではスクリーンリーダの音声をイヤフォンの片方で聞きつつ、会議内容についてはもう一方の耳で確認している。この際にステレオ再生だと問題があるため、モノラル化の機能が実装された。

 Feedback Hubアプリに関しても改良があり、重複するフィードバックが多すぎたことから「Collections」の機能を実装。同類の問題や提案を1つにまとめられるようになっている。

 このほか、「設定」メニューにある夜間利用のための「night light」の色温度の範囲が拡張され、1,200Kまで設定可能になり、スライダーが正しく動作しなかった症状も修正されている。

night lightで色温度を1,200Kまで拡張

 修正点としては、前回のBuild 15019で発生していたWin32のゲームで画面内の特定の箇所をクリックするとゲームが最小化され元に戻らなくなってしまう問題などが解決している。