Intel、第7世代Coreプロセッサにデスクトップ向けとXeonなどを追加

第7世代CoreプロセッサSシリーズ

　米Intelは3日(現地時間)、これまでノートPC向けが展開されていた第7世代Coreプロセッサにデスクトップ向けや、同アーキテクチャを採用したXeonプロセッサなどを追加した。

　2016年8月に発表されたのは、TDPが4.5WのYシリーズと15WのUシリーズで、薄型ノートPCや2in1などに採用されてきた。ここにTDP 45WのHシリーズ、35/65/95WのSシリーズが追加。45WのHシリーズについては、ゲーマー向けノートPCにも展開され、モバイルワークステーション用にXeonブランドの製品も用意。また、Uシリーズには、TDP 15/28WのIris Plus Grapchis内蔵モデルも新たに追加投入される。

　第7世代Coreプロセッサは、基本的なアーキテクチャは第6世代とほぼ同じだが、ビデオエンジンが改良され、4K HEVC 10-bitビデオのデコード/エンコードなどに対応。また、プロセスルールも数値としては同じ14nmだが、改良が施され、最大クロックが向上している。

　デスクトップ用には新たにIntel 200シリーズチップセットを用意。これも、Intel 100シリーズと概ね同じだが、I/Oレーンの帯域が15%向上し、3D XPointテクノロジを採用した高速ストレージ「Intel Optane Memory」に標準対応する。また、倍率アンロックのKモデルについては、オーバークロック耐性が向上しているとしている。

第7世代CoreプロセッサHシリーズ

第7世代CoreプロセッサUシリーズ

Sシリーズのダイ写真

i7-6700K(左)とi7-7700K(右)

その裏面