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ECS、超小型PCベアボーンとなったApollo Lakeを採用の「LIVA Z」

LIVA Z

 台湾ECSは22日(現地時間)、Intelの新SoC「Apollo Lake」を採用した超小型PC「LIVA Z」を発表した。

 LIVAはこれまでPCの半完成品(組み立ててOSを入れれば使える)だったが、LIVA Zでは自分でメモリやストレージ(ただしeMMC付きモデルもある)を組み込む、NUCに近いベアボーンキットとなった。メモリは2スロットで、DDR3Lをサポートし最大16GBまで拡張可能。ストレージ用M.2スロットを備え、10Gbpsの転送が可能。

 クアッドコアのApollo Lakeを採用し、旧世代のBraswellと比較してCPU性能が30%、グラフィックス性能が45%向上するという。また、HEVC/H.265 4K解像度動画のハードウェアデコード機能を備えているため、LIVA Zでは騒音なしで高解像度動画を楽しむことができる。

 このほか、USB 3.0×4(うち1基はType-C)、Gigabit Ethernet×2、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力などを備える。

 本体サイズは117×128×33mm(幅×奥行き×高さ)。対応OSはLinux(UEFIモードのみ)およびWindows 10。75mmまたは100mmのVESAマウンタに対応する。

 LIVA Zをベースに、SATA 6Gbps、1基の2.5インチシャドウベイ、4基のシリアルポートを搭載した産業向けの「LIVA ZE」も用意される。