ギア推し
格ゲー用パッドを探し辿り着いたのは、背面ボタン付きの「Void INTUITION」だった
2026年7月13日 06:13
みなさんはどんなコントローラでゲームをプレイしているだろうか?筆者は普段格闘ゲームの「ストリートファイター6」をプレイしているのだが、快適なゲーム環境を構築すべく、行き着いたコントローラがVoid Gamingの「Void INTUITION ボタンタイプ for PS5/PC」だ。
格闘ゲーマー目線での譲れないポイント
コントローラを使って格闘ゲームをプレイする上で、重要になるのが「ボタンレイアウト」だ。いろいろな考え方があるが、少なくとも筆者にとって、左奥の領域に十字キーが配置されるレイアウトが最重要なポイントだ。ここにアナログスティックが配置されている段階で、筆者の選択肢からは外れることになる。
そしてもう1つ重要な要素が「背面ボタン」だ。手で握った時にちょうど中指、または薬指がかかる位置にボタンがあることで、普段使わないような特殊操作を割り当てて活用できる。親指で十字キーやA/B/X/Yボタン、人差し指でL1/R1ボタンとL2/R2トリガーを操作しつつ、中指で追加ボタンを押すことで、少しでも咄嗟のアクションに反応したいという意図がある。
咄嗟のアクションとは、筆者がプレイするストリートファイター6の場合、攻撃を無効化できる「ドライブパリィ」や、崩し攻撃の「ドライブインパクト」だ。どちらも反応速度が求められるアクションで、かなり重要な攻略要素の1つとなっている。これらアクションをL1/R1ボタンに割り当てつつ、同じ操作を背面ボタンにも割り当てることで、咄嗟にどちらかの指で反応できるようにしたいというのが筆者の考えだ。
これら2つの要素に加えて、筆者が密かに期待している第3の要素がある。それは「十字キーの上下左右、4方向がすべて単独のボタン」になっているコントローラだ。具体例でいうとNintendo SwitchのJoy-Conが備える左側の十字ボタンレイアウトがこれに該当する。
格闘ゲームにおけるレバーレスコントローラは、上下左右の移動操作をすべて個別のボタンに割り当てることで、より正確なガード(左押し)や前ステップ(連続右押し)などの操作がしやすい作りだ。筆者はパッド型コントローラでもこれに近づけたいのだ。
十字キーは完成度の高いインターフェイスだが、力が入ったときなどに、真横を押しているつもりが、横と同時に上や下を押してしまい、斜め入力になってしまう場合がある。もちろんレバーやアナログスティックに比べれば誤入力は発生しにくいが、さらに突き詰めて、単独ボタンになればより確実に入力ができるという考えだ。
ただ裏を返せば、斜めに押したい時に上手く押せない場合もあるため、現状、この仕組みを取り入れているコントローラはあまり見かけない。
こうした要素に加えて、手に持った時の手馴染み感や、ボタンを押す時の操作感など、感覚的な要素も加味しつつ、いろいろなコントローラを使って最終的にたどり着いたのが、今回紹介するVoid Gamingの「Void INTUITION ボタンタイプ for PS5/PC」なのだ。
ボタンの追加や変更など細かなカスタマイズが可能
「Void INTUITION ボタンタイプ for PS5/PC」は、端的に言ってしまえばPlayStation 5純正の「DualSense ワイヤレスコントローラ」をベースに、背面ボタンを追加したり、デザインを変更したりしたカスタムコントローラとなる。 同社サイトを見ていると、現在は休止中だが、手持ちのコントローラを送付することで、カスタムしてもらえるサービスも行なっていたようだ。
カスタム可能な項目としては、背面ボタンの追加(2つ/4つ)、L2/R2トリガーのスマートトリガー化、L1/R1ボタンのスマートバンパー化、アナログスティックのスマートスティック化(ホールエフェクト搭載)、十字ボタンとA/B/X/Yボタンのスマートボタン化(独立型スイッチの組み込み)、振動装置除去などが用意されている。なお、背面ボタンを4つにした場合は、構造上の理由から振動機能は除去される。同様に、スマートトリガーを搭載すると、DualSenseの「アダプティブトリガー」機能は使用できなくなるため、こうした機能が必要な場合は、別途、純正コントローラを用意しておくのがいいだろう。
筆者が導入した「Void INTUITION ボタンタイプ for PS5/PC」は、通常モデルとは異なり、eスポーツチーム「Meteor」とのコラボモデルを中古で購入したものだ。そのため、本体の柄は紫を基調とした独創的なデザインとなっているほか、カスタム項目については前の持ち主がリクエストした機能となっている。
また、リマップ機能付きで、背面ボタンは2つでギザギザキャップを装備し、振動機能は除去済み、L1/R1のスマートバンパー化、L2/R2のスマートトリガー化が施されたものとなっている。そのほかはカスタムされていないので、同社サイトのカスタムページをチェックしてみたところ、現在の価格は3万7,780円となるようだ。
購入時期は数年前のことだが、2万円前後くらいで購入した記憶なので、かなりオトクに入手できたことになる。製品は専用の箱に封入されており、簡易マニュアルも付属する。ケーブルは最初から付属していない製品だが、前の持ち主が入れたと思われるUSB Type-Cケーブルも含まれていた。
カスタムコントローラで快適な格ゲー環境の構築に成功!
実際の操作感としては、ベースがPlayStation 5純正のDualSenseということもあり、手馴染みはかなりよく、手に持って長時間使っていてもあまり疲れず、心地よい操作感が味わえる。 背面ボタンはグリップの根元の端に追加の丸型ボタンが配置されており、握った時に自然に指に触れる感触で、違和感なく利用できる点はありがたい。押した時のカチカチっとしたクリック感も良好で、使い心地は抜群だ。
十字キーについても、ベストではないがベターという感じで、左右の移動操作がかなり正確に行なえるのはうれしいところ。 ちなみに十字キーは、見た目上は分離されているようなデザインだが、実際のところ裏側には十字型のボタンが入っているだけなので、これがそれぞれ独立したスイッチになるとさらに理想のコントローラに近付いていただろう。
いい意味で想定外だったのは、R1/L1のスマートバンパー化、R2/L2のスマートトリガー化が格闘ゲームを遊ぶ上でかなりありがたい挙動だったことだ。というのも、 本来ならそれなりにストロークのあるトリガー部分がシンプルなスイッチに変わったことで、押してすぐに反応するので、レスポンスがかなり良好なのだ。
ただし、スマートトリガー化には弱点もあり、格闘ゲーム以外のゲームで普通のトリガーとして使用する場合に、正常に動作しないタイトルも存在する点には注意が必要だ。
R1/L1のスマートバンパーについても、従来のボタンの感触と異なり、カチッとしたクリック音がするようになっており、違いが明確になっていて、こちらもかなり使い心地が向上している。
もう1点、気に入った点が重量だ。実測値で比較すると、通常のDualSenseが約275gなのに対して、Void INTUITION ボタンタイプ for PS5/PCは約203gとなっており、70gほど軽い。その差は手で持っただけではっきり違いが分かるほどで、特に長時間のプレイにはかなりありがたい。
今回は2ボタンタイプで振動装置は除去済みなのに加えて、スマートトリガー化にともなってアダプティブトリガーが使えない状態だ。このあたりの部品が抜かれたことで軽量化しているようだが、PCと接続して格闘ゲームをプレイする範囲では、軽量化の恩恵の方が上回るため、とてもうれしいカスタムとなっている。
このコントローラに変更してからは、格闘ゲームの対戦での勝率もうなぎ上りに……と言いたいところだが、最近はあまり練習をできていないため、そこまで勝ててはいないのが現実だ。しかしせっかく良質なコントローラに出会ったのだから、もっと練習時間を増やして、さらに勝利を重ねていきたい。
| 製品名 | Void INTUITIONボタンタイプ for PS5/PC |
|---|---|
| 接続方式 | USB Type-C/無線 |
| 対応入力モード | PC/PS5 |
| バッテリ容量 | 1,560mAh |
| 重量 | 約203g(実測) |


















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