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NVIDIA、70億トランジスタで消費電力が20Wの自動運転車向けSoC「Xavier」
~Volta GPUを内蔵し毎秒20兆回演算
2016年9月30日 16:40
NVIDIAは28日(米国時間)、オランダのアムステルダムで開かれたGTC(GPU Technology Conference)ヨーロッパにて、自動運転車向けの高性能SoC「Xavier」を公開した。
Xavierは16nm FinFETプロセスで製造される最新のSoCで、70億トランジスタを集積。カスタムCPUを8基内蔵するほか、最新アーキテクチャであるVolta GPU(512コア)を内蔵し、毎秒20兆回の演算能力を、20Wという低消費電力を実現する。
従来のモバイルSoC 2基と単体GPU 2基で構成される「DRIVE PX 2」を置き換える高性能を、1チップで実現できるとしている。
自動運転車では高度なリアルタイム画像処理など、大量の数値計算が行なわれるため、効率性の高いプロセッサが必要となる。Xavierは、自動運転車を開発する自動車メーカーやティア1サプライヤ、スタートアップ、研究開発組織にとって解決策となる。
サンプル出荷は2017年第4四半期を予定している。