ニュース

Micron、2TB到達の3D NAND採用SSD

~同社初のコンシューマ向け3D NAND製品

Micron 1100

 米Micron Technologyは31日(現地時間)、コンシューマ向けでは同社初の3D NAND採用SSDを2製品発表した。

 1つはSATA接続の「Micron 1100」で、ラインナップは256GB/512GB/1TB/2TBと、最大で2TBまでの容量を用意。2.5インチとM.2のフォームファクタを採用する。TLCタイプの3D NANDが使われており、同社のSATA SSDの中でもっともコスト競争力があるメインストリーム向けの製品としている。

 7,200rpmのHDDに対して、900倍のランダムアクセス性能と、98%の省電力化を期待できるとする。主な仕様は下表の通り。

【表】Micron 1100のスペック
256GB512GB1TB2TB
シーケンシャルリード530MB/sec
シーケンシャルライト500MB/sec
ランダムリード(IOPS)5592
ランダムライト(IOPS)83
MTTF(平均故障時間)150万時間

 もう1つのSSDは、PCI Express接続のNVMeプロトコルを採用した「Micron 2100」で、こちらは執筆時点では製品ページやスペックシートが公開されておらず、詳細は不明。リリース文によれば、ビデオ制作や編集、オンラインストリーミング、ハイエンドゲームなどのハイパフォーマンスPCに適した製品としている。

 Micron 1100と同じく、7,200rpmのHDDを性能比較の引き合いに出しており、こちらはリード性能で1,900倍、応答時間を98%縮めたという。

 Micron 1100/2100は現在OEMメーカーにサンプルが渡っている段階で、前者は7月に、後者は今夏に製品版を生産を開始する予定。

Micron 2100