やじうまミニレビュー
純白の雪色モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を実機写真でチェック
2022年10月25日 11:00
株式会社PFUは、フラグシップキーボード「HHKB Professional HYBRID Type-S」の新色となる「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を発売した。直販価格は3万6,580円。今回、発売に先立ってサンプルをお送りいただいたので、実機写真とともに紹介したい。
同社では2021年10月に、HHKBシリーズ25周年を記念した数量限定モデルとして「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」(以下2021年雪モデル)を発売。25周年記念デザインのキートップなども付属していたが、何より特徴的なのは、その名の通り「雪」のように真っ白な筐体カラーだった。
ユーザーからは好評で、再販を求める声も多かったという雪モデルだが、25周年記念モデルの発売から1年を経て、ついに通常モデルとして選べるようになった。既存の墨や白モデルは引き続き販売されるため、Professional HYBRID Type-Sについては今後3色が展開されるかたちだ。
筐体カラーは25周年記念モデルから変わらない。一方で大きな変更点として、刻印モデルにおいてキー印字デザインが刷新された点が挙げられる。これまではキートップの左上に文字が配置されており、一般的なキー印字から、かな表記を取り除いたデザインだった。これは2021年雪モデルも同様だ。
一方、今回の新たな雪モデルでは、キートップの中央に文字を配置するデザインへと刷新。フォントもやや細めている。また、Shiftキーなどの特殊キーについても、キーボードの中心から左右それぞれの外側、かつ各キーの下側に小さく印字している。さらに、Fnキー併用時の機能を示す側面印字を含め、ほぼすべて小文字で刻印されている。
2021年雪モデルと比べると、キー印字が変わっただけとも言えるが、これによる印象の変化は大きい。すっきりとした見た目となり、ぐっとモダンなデザインに感じられる。なお、今回お送りいただいたのは日本語配列の刻印モデルだったが、無刻印モデルであればキートップだけでなく、筐体左上と右上のモデル名も刻まれなくなる。真の純白キーボードが欲しいという方はこちらを選ぶとよいだろう。
機能面や筐体の機構については現行のHHKB Professional HYBRID Type-Sと共通。静電容量無接点スイッチによる良質なキータッチや、USB Type-C有線/Bluetooth接続への両対応のほか、キー入れ替えなどを行なえるDIPスイッチも備えている。
そのほかオプション品として、今回の雪モデルで採用されているキートップの単体販売を開始される。HHKB Professionalシリーズであれば装着できるので、墨や白モデルと新しいキートップを組み合わせることも可能となっている。
限定カラーの復活とキー印字の変更でぐっと外観の印象の変わった今回のHHKB Professional HYBRID Type-S 雪。昨今はPC本体やマウス、キーボードなどの周辺機器においても、白色が選べる製品は増えており、そういったデバイスと組み合わせることで、より統一感のあるデスク環境も構築できるだろう。