やじうまミニレビュー
仕事中あまりにも目がかすむので、JINSのブルーライトカット眼鏡を買ってみた
2021年3月29日 09:50
仕事をしていて午後になるとディスプレイの文字を追うのがしんどい。ここ最近やたらと目がかすむようになってきたのだが、その理由はディスプレイを凝視する時間が増えてきたからだ。
筆者の記事を書くという仕事は以前から変わっておらず、日がな一日ディスプレイとにらめっこしているわけだが、コロナ禍で編集部の労働体制が基本テレワークに移ってからだろう、かなり頻繁に目がかすむようになってきた。
会社で仕事をしていたときは校正時にプリントしたテキストに赤字を入れるということをしていたし、誰かと会話したりと、なんだかんだで、つねに画面を見ているわけではなかった。
しかし、テレワークに移行してからは、打ち合わせや発表会もオンラインだし、画面から目を離すことがあまりない。これだと眼精疲労でピントが合わなくなって、目でかすむのも当然だ。
そんなことを編集部のオンラインミーティングで話したときに、ブルーライトカット眼鏡を使ってみたらどうかという案が出てきた。
ブルーライトカットの機能と言えば、ここ数年のスマートフォン、タブレット、液晶ディスプレイに、猫も杓子もといった具合に搭載されている。しかし筆者はブルーライト機能をオンにするやいなや電球色のような黄色い画面になってしまうのにどうしても慣れない。少し使ってみてもなんだか気持ちが悪いので変えてしまうという人が多いのではないだろうか。
ブルーライトカット眼鏡なら、以前何かの機会にかけたことがあり、そのブルーライトカット率がいくつだったかは不明だが、多少景色が暗くなるくらいでそれほど違和感を感じなかったような記憶がある。
もちろん、そもそもそんなものがきちんと効くのか? という疑問も大いにあったのだが、夕方くらいになると目がかすみすぎて文字を読むのが苦痛になるときがあり、業務に支障を来たしていてそうも言っていられない。ものは試しということで導入してみることにした。
最初はAmazonで探してみたが、値段がピンキリだ。3,000円くらいで買えるものもある。しかし、こういうのは安いのを買って効果が得られないと、あとから高いのを買ったほうが良かったかなと後ろ髪を引かれることが多いので、ちょっと奮発しようと決意。この手の製品で結構宣伝していたJINSを思い出し、Webサイトを覗いてみた。
公式サイトにはさまざまな種類のフレームが用意されているが、サイズは基本的に1パターンしかないようだ。筆者は視力が1.0以上あるので、眼鏡のお世話になったことがなく、サイズ感がまったくわからなかったが、どうせ家のなかだけで使うので、多少大きかろうがかまわない。
値段はまあまあする。すべて確認したわけではないが、フレームだけで安くて5,000円(税別)、高いものは1万円を超えるものがあり、それにブルーライトカットレンズのJINS SCREENを加えるとさらに5,000円(税別)が加算される。レンズの度も入れられるようで、おそらくそこでまた価格は変わるのだろう。
とりあえず筆者は軽量な8,000円(税別)のフレームを選択。ブルーライトカットレンズについては、「DAILY(25%カット)」、「HEAVY(40%カット)」、「NIGHT(60%カット)」の3種類があったが、PCとスマートフォンの長時間使用向けとされていたHEAVYを選ぶことにした。
なお、Webサイトの説明には実際にどういった見え方になるのか、使用前後の写真が掲載されており、事前につけた状態を想像することができる。40%カットは多少画面が黄色っぽくなっていたので、少し悩んだが25%カットのものを買って効果が得られなければ元も子もないだろう。
合計金額は税込みで1万4,300円。ちょっと躊躇する価格だが致し方ない。注文してから1週間くらいで到着した。
最初につけてみた感想は「やっぱり黄色い」だった。とは言え、スマートフォンの夜間モードの色合いほどひどくはなく、十分に許容範囲だった。普段からディスプレイの輝度は標準よりも少し下げているのだが、それでもブルーライトカットレンズを通して見るディスプレイはさらに明るさが下がる。でも暗いというほどではなく、目が疲れにくそうという感じだ。
前述したとおり、筆者はまったく眼鏡を使ったことがないので、つけ心地についての良し悪しは判断できないが、重量は実測16gで重いわけでもなく、うっとうしさもない。下を向いたり、上を向いたりしてもずり下がってこないので問題はないのだろう。
到着してから約1カ月の間、仕事中に装着し続けてみた感想だが、驚くべきことに目のかすみがなくなった。こういうことを書くとなんだか胡散臭いステルスマーケティングをしているみたいで嫌なのだが、実際に目の疲れは軽減されているようだ。
ただ、やはり多少は風景が黄色く、そして暗くなるので、Photoshopといった写真編集アプリを使って、写真の色や明るさをいじる場合には眼鏡を外すようにしている。自分の場合、この眼鏡をかけていて支障を来たすのはそのときくらいだ。
もし筆者のように、仕事中に目がかすんできてつらいという経験を頻繁にしているのであれば、ブルーライトカット眼鏡を導入してみると、多少の改善を期待できるかもしれない。