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北上諭志氏による、クリスタでのマンガの描き方 第2回 コマ割り~下書き編
2019年6月12日 11:00
本連載では4回にわたり、この業界では定番と言っていいセルシスのマンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX」を使って、PCでマンガを制作する工程を順を追って解説している。今回は連載の2回目。
マンガ製作および解説をいただいたのはマンガ家の北上諭志氏。長年デジタル環境でのマンガ製作を行なっており、地方在住のアシスタントとクラウドでデータを共有し、指示はSkypeなどで出しながら共同作業を行なうなど、ITを活用したスタイルで活動されている。本稿では「下描き」の様子をお伝えする。本連載で紹介している一連の作業環境は、パソコン工房が発売しているCLIP STUDIO PAINT推奨PC「SENSE-M039-i5-UHR-CSP」を採用した。
今回は、「コマ割り~下書き」作業の様子をお伝えする。
デジタル作画で変わったこと、変わらないこと
今回制作するマンガは8Pの短編ということもあり、内容に合わせてシンプルなコマ割りを心がけました。
前回の話ともつながってきますが、私の場合はネーム段階で絵をかなり具体的に入れているので、下描き作業にかかる時間は短めです。アナログ時代は鉛筆を使って、かなり丁寧に下書きを描いていたのですが、デジタル環境をメインに使うようになってから、下描きはざっくりで済ませるようになりました。
下描きに限っていえば、アナログ時代は消しカスの掃除が結構大変だったので、消しゴムを使わずに細かい微調整ができる点は、地味ですが、ありがたいところです。
「SENSE-M039-i5-UHR-CSP」について
CLIP STUDIO PAINT動作検証済みの推奨PCである本機では、10万円を切る価格で、マンガ制作に必要な性能を確保している。
おもな特徴としては、ストレージとしてSSDとHDDの両方を搭載している。OSのほかCLIP STUDIOなど実作業を行なうソフトウェアをSSDにインストールして動作の高速化を図りつつ、データの保存をHDDに行なうといったかたちで、それぞれの長所を活かした分担が可能になっている。
またフォームファクタをミニタワーとして省スペース性に配慮しながら、通気性の良いケースを採用したことで、長時間の作業も快適に行なえる。
基本構成の税別価格は94,980円。おもなスペックは下記の通り。
「SENSE-M039-i5-UHR-CSP」のスペック | |
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CPU | Core i5-8400 |
GPU | Intel UHD Graphics 630 |
メモリ | DDR4-2666 16GB(8GB×2) |
チップセット | Z390 Express |
ストレージ | 240GB SATA SSD + 1TB SATA HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
電源 | 500W 80PLUS |
OS | Windows 10 Home |
ケース | microATXミニタワー |
製作協力: ユニットコム