インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
黒田瑞貴、「ゴブリンを数える単位って人? 体? ゴブ?」
2023年3月25日 08:00
こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も1995年に角川(現KADOKAWA)から発売された「ロードス島戦記」を前回の続きからプレイしていきます! 「ロードス島戦記」と言えば、小説が一番有名かも知れませんが、アニメ版もあり、Switchや、PS4などコンシューマゲーム機でも作品が発表され、昔から愛されています。私はSFC版をレトロゲーム配信サイトプロジェクトEGGで購入しました。
最近のものはグラフィックも綺麗なのですが、ヒロインが主人公になっているため、「ロードス島戦記」についてまだ何も知らない私は、まずは小説と同じ主人公"パーン"の出てくるものにしました。今回も「ロードス島戦記」をゲームを通して追体験していきたいと思います!
この「ロードス島戦記SFC版」は、第1章～第4章までの4部構成になっており、それぞれの章で主人公が変わります。個性のある主人公たちと、ロードス島で起こった歴史をそれぞれの視点で進めていきます。前回までに第3章までを終え、今回から最終章の「第4章自由騎士パーン」に入っていきます! 原作の小説はここから描かれているそうで、始める前からワクワクしますね('ω')!
まずはこの章の主人公がベッドで目を覚ますところから。人気作のRPGはだいたいこの始まり方な気がしますね('ω')。パーンが村長に起こされ家で目を覚ますと、娘のリアラが帰ってこないので探してほしいとのこと。リアラを探すためすぐに村の外に出ると、そこにはゴブリンに襲われているリアラが。
偶然い合わせた幼馴染のエトとゴブリンを倒し村に帰るのですが、帰宅後村人から散々なことを言われます( ;∀;)。余計なことをしたな。この村にゴブリンが襲ってきたらお前のせいだ……など。良いことしたのに……、人助け難しすぎんか( ;∀;)!
パーンはゴブリン達のすみかを探し、村を襲ってこないよう先に倒しに向かおうとします。あんな事を言われた後なのに、優しすぎる( ;∀;)。
このゴブリン退治に幼馴染のエトも加わり、ここでパーティーは2人になりました。エトは魔法がメインで、最初は回復呪文のみ持っています。なのでヒーラーとして後列において使うことに('ω')。
ゴブリンがいるという洞窟に行くと、ゴブリンいるにはいたんですが、1体のみ。そもそもゴブリンって単位は"人"なのでしょうか。人間ではないので、"体"なのでしょうか。人間を1人、というので、ゴブリンの数の単位は1ゴブでも良い気がします。
どうでも良いことを考えている間に1ゴブとの戦闘は、あっさり終了。これほかにも絶対いるでしょ(._.)。
洞窟内にほかのゴブリンが待ち受けていることはなく、村に戻ることに。外に出ると「ゴブリン達が村に向かっていた」と、どこからか聞こえてきます。声の主は気になりますが、パーンとエトは非常事態のため、村にすぐに帰ることに。
ここで初登場となるのが、この声の主"ディードリット"というハイエルフです。キャラデザがとってもかわいい('ω')。エルフと言えば、このディードリットが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか('ω')? 日本人に「金髪に長い耳、美人」というエルフのイメージを構築した子でもありますね。
海外のエルフは意外にも怖い感じのも多いですもんね('ω')。それを考えると、この子の影響は結構あるのかも知れませんね! ちなみにSwitch版、PS4版のロードス島戦記ではこのヒロイン、ディードリットが主人公になっているそうです。気になった方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか('ω')。
話は戻り、急いで村に到着すると、案の定ゴブリンが村人を襲っているところでした。
村にいた学者のスレインと、パーン、エトで、村に来たゴブリン達を倒すことに成功。重傷者を出しながらもその場をしのぎますが、倒したゴブリンの中に上級ゴブリンのゴブリンロードまで来ており、エトは不信に感じます。この地域には普段はいないそうです。
ちなみにこのゴブリンロードちょっと強くて、負けそうでした( ;∀;)。パーティが全滅すると、もちろんセーブポイントからやり直しですので、他のレトロゲームと比べると比較的優しいロードス島戦記でも、こまめなセーブは徹底しましょう。
私はここではなくて、なぜかフィールドのモブスンスターに何度か負けています(笑)。やさしさ設計だからと言って、あまり舐めるとこうなります。
1～3章まではある程度主人公が育った状態で、物語がスタートしていたのでレベリングの概念がなかったのですが、この4章からはしっかりあるみたいです!
ここで画面が切り替わり、イベントシーンが流れます。第1章主人公のカーラが、第2章主人公のベルドと、近くの城にメテオストライクを落としています。いきなり戦争が始まってる!? このメテオストライクは、どうやらベルドがカーラに協力を仰いだらしいのですが、ここが協力しあうって……。カーラはちょっと好きだったから、悪役にならないでほしいな……、なんて思いつつ、再び画面が変わります。
第3章主人公のファーンも今は国王として、ヴァリスの国を守っているそうです。このファーンが荒くれ者の島マーモから来た、ベルドの侵攻を止めるべく戦いに出ていくみたいで、この2人が中心になって世界が戦争の渦に巻き込まれていきます。
パーンは村に現れたゴブリンロードたち、ベルドの仕業だと確信します。そして自身の村のためにも、この反乱を止めに行くことを決意します。
すぐにベルドの元に向かうのかと思いきや、ゴブリンに襲われ怪我人だらけになってしまった村を、まずは何とかしてから出発することになり、癒しの魔法が使えるニースという人物を探します。
ニースを探す途中、ドワーフのギムに出会います。ギムもニースを探していることから、ここから行動を供にすることになりました。
村から東に向かってマップを歩いていると、それらしき洞窟がでてきたので中の迷路を解きつつ進んでいくと。洞窟の奥にいました !ニース!!
氷龍ブラムドという大きな古龍となにやら会話をしていて、ニースがただ者じゃないのは分かります。ニースのいる街では、このブラムドが暴れることにより地震が起き、人ががれきの下敷きになってしまう事故が起きているらしく、それを1人で鎮めにきたようです。
龍はこの地域に契約で縛り付けられていて、それを解く代わりに人間に悪さをしない、という約束を取り付けたニースは、次にパーンの村に向かい村人の怪我を治してくれることになりました。良い人だ……。
ニースのおかげで重症だった村人も元気になり、ようやく旅に出る準備が整ったので家を出ようとすると……。
「ガシャン」
まさかの自宅に刺客が1人乱入wwww。いきなりですが戦闘が始まります。ただ、こちらはスレインを含む3人なのでここは難なく追い返すことに成功。
ちょっと待ってww。なんで既に狙われてるのw? まだ何もしてないのに( ;∀;)! と思いつつ、家を後にします。この刺客も後のストーリーになにか関係あるのでしょうか。
村を出て歩いていると後ろから、洞窟で出会ったドワーフのギムが追いかけてきました。「わしもお前らについていくことにしたぞ」。かわいいおじいちゃんが、ここでパーティーに加わりメンバーは4人になりました。
その後、ゴブリンの襲撃を教えてくれた、ヒロインの"ディードリット"も仲間に加わり、今までで1番多い5人パーティーに!
ここから冒険が始まる感じがすごいです('ω')! ワクワクしますが、私が今までやってきた十数時間は、チュートリアル的なものだったのでしょうか( ;∀;)(笑)。明らかにイベントシーンの量や、物語をみても第4章がメイン……。そう思うとボリュームが凄いです!
5人になりテンションがかなり上がっていますが、私はここで初めてこのゲームにクラス(役職)があるのを知ります(笑)。パーンはナイト、エトはプリースト、スレインはソーサラー、ギムはウォリアー、ディードリットはシャーマン、と全員が違うクラスについています。
それぞれ持てる武器や、アーマー、HP、MPの量が変わっていて、魔法は遠距離攻撃が可能でバフ効果、デバフ効果、治癒以外も、攻撃特化など多種多様なものがクラスごとに違います。この辺はゲーマーなら馴染みがある仕様かもしれません。
しかしながら、ここに来るまで全く気が付いていなかったのに、ちゃんとここまで進められているので、ガチガチに攻略難易度が高い。と言うゲームというよりは、このロードス島戦記の物語を追体験できることがメインにあるのだと思います。
現に普段RPGをやる時、ストーリー全てすっ飛ばし、何の思い入れもないままラスボスに挑むRTAばりの私が、しっかりキャラクターの個性に可愛いと思ってしまっています('ω')。
4章にしてようやく始まった感じのあるロードス島戦記ですが、今回はここまでです! 個性豊かなキャラクター達との旅はまた次回! ご清覧ありがとうございました!