西川和久の不定期コラム
超小型11LにRTX 5080!ZOTAC「MAGNUS ONE」最上位機の実力を探る
2026年8月7日 06:06
11.46Lのコンパクトな筐体へGeForce RTX 5080(16GB)を搭載したZOTACの「MAGNUS ONE ULTRA EU275080C」が編集部から送られてきた。ゲームやAIでどんな感じで使えるのか?も含め試用レポートをお届けしたい。
11.46Lのコンパクトな筐体へGeForce RTX 5080(16GB)を詰め込んだPC!
今年(2026年)2月に下位モデルに相当するGeForce RTX 5070 Ti(16GB)搭載のZOTAC「MAGNUS ONE EU27507TC」をご紹介した。
そして今回は、最上位モデルに相当するGeForce RTX 5080搭載ZOTAC MAGNUS ONE ULTRA EU275080Cの登場となる。
ご存知のようにGeForce RTX 5080の1つ上に最上位のGeForce RTX 5090(32GB)があるだけ、桁違いに大きくて重いため、11.46Lの筐体にはどうやっても入らない。つまり、コンパクトなPCに収めるならこの構成が物理的に最大だ。主な仕様は以下の通り。
| ZOTAC MAGNUS ONE ULTRA EU275080Cの仕様 | |
|---|---|
| プロセッサ | Core Ultra 7 265(Pコア8基、Eコア12基/20コア20スレッド、クロック最大 5.3GHz、キャッシュ 30MB、NPU 最大13TOPS) |
| メモリ | 32GB(SO-DIMM DDR5)/2スロット(16GB×2/最大96GB) |
| ストレージ | 1TB(M.2 2280/2スロット/内1つNVMe PCIe 5.0×4対応/1つ空き)、2.5型 SATAベイ |
| OS | Windows 11 Home(25H2) |
| グラフィックス | Intel Graphics、GeForce RTX 5080(16GB)/HDMI 2.0 + Thunderbolt 4、DisplayPort 2.1b 3基、HDMI |
| ネットワーク | Gigabit Ethernet、5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| インターフェイス | 前面: USB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 1 Type-C、3-in-1 カードスロット(UHS-II SD/SDHC/SDXC)、3.5mmジャック 背面: USB 3.2 Gen 2 4基、USB 3.2 Gen 1 2基、Thunderbolt 4、Wi-Fiアンテナコネクタ2基 |
| 電源 | 850W |
| サイズ/重量 | 365.5mm×270.5mm×249mm(容積11.46L) |
| 価格 | 未定、ベアボーンあり |
プロセッサはCore Ultra 7 265。Pコア8基、Eコア12基の20コア20スレッド。クロック最大は5.3GHz。キャッシュ 30MB。最大13TOPSのNPUを内包している。プロセッサに関してはこのシリーズ下位モデルも同じだ。
メモリは16GB×2の合計32GB。DDR5 SO-DIMM×2。最大96GBまで対応する。ZOTAC「MAGNUS ONE EU27507TC」のときは、16GB×1で、シングルチャネル動作、そしてComfyUIは画像を生成できず……とパフォーマンスが出なかったものの今回は大丈夫。
ストレージは1TB SSD(M.2 2280)。2スロットあり、うち1つNVMe PCIe 5.0×4対応。加えて2.5型 SATAベイもある。
グラフィックスは、プロセッサ内蔵のIntel Graphicsと、GeForce RTX 5080(16GB)。外部出力用にHDMI 2.0 + Thunderbolt 4、DisplayPort 2.1b 3基、HDMIを装備。
OSはWindows 11 Home。25H2だったのでこの範囲でWindows Updateを適用し評価している。
ネットワークはGigabit Ethernet、5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4。そのほかのインターフェイスは、前面USB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 1 Type-C、3-in-1カードスロット(UHS-II SD/SDHC/SDXC)、3.5mmジャック。背面USB 3.2 Gen 2 4基、USB 3.2 Gen 1 2基、Thunderbolt 4、Wi-Fiアンテナコネクタ2基(GeForce RTX 5080を除く)。
電源は850W。筐体サイズは365.5mm×270.5mm×249mm(容積11.46L)。下位モデルが8.48Lだったので少し大きくなっている。
価格は執筆時点で未定。円の動きが早く、加えてメモリの高騰。メーカーとしても価格を決め難い状況なのだろう。またベアボーンモデルも用意されているため、手持ちのパーツがあれば流用し、安価に上げることも可能だ。
筐体は11.46L。GeForce RTX 5070 Ti搭載機は8.48Lだったので少し大きくなっている。パネルを開け中を見れば分かるが、デスクトップ用のGeForce RTX 5080がまんま入っているのだからこれは仕方ない。逆にこのサイズへよく押し込んだな!と感心する。
前面は電源ボタンや各種LED、USB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 1 Type-C、3-in-1カードスロット(UHS-II SD/SDHC/SDXC)、3.5mmジャック。背面はWi-Fiアンテナ用コネクタ、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 2基、Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 1 2基、HDMI、ロックポート、Thunderbolt 4を配置(GeForce RTX 5080の出力を除く)。
Thunderbolt 4もあるためいつものキーボード付きモバイルモニターへもケーブル1本で接続可能だ。BIOSは起動時に[DEL]キーで表示する。
付属品はアンテナ2本と電源ケーブル。なお写真は撮ってないが梱包時、GeForce RTX 5080側にクッションが入っており、外して使うようにと説明にある。これなら運搬時も安心というわけだ。
開け方は簡単。まず背面上にあるネジ2本を外す(アンテナが付いてるときはアンテナも)。次に天板を後ろに引いて外す。ここにはファンが3つ仕込まれている。あとは左右、必要に応じてパネルを外せばOKだ。向かって右側はCPUやメモリ/ストレージ、左側にはGeForce RTX 5080が入っている。
さてノイズだが、さすがにデスクトップ版GeForce RTX 5080+3つのファンがあるだけにそれなりにある。負荷をかけるとちょっと煩いのだがこれは仕方ないところ。発熱は主に上部、3つのファンから。これは暖かい程度でそれほどでもない。
ゲーム、LLM、生成AI画像、何にでも使える1台!
初期起動時、デスクトップはNVIDIA Appがある程度でWindows 11 Homeほぼ標準。構成が構成なだけに何をしても快適に動作する。
1TB SSDはCrucialの「CT1000P310SSD8」。既に製造終了しているモデルだが、流通在庫がまだあるのだろう。仕様によると、シーケンシャルリード7,100MB/s、シーケンシャルライト6,000MB/s。CrystalDiskMarkのスコアもそのまま出ている。C:ドライブのみの1パーティションで約930GBが割り当てられている。
5Gigabit EthernetはRealtek PCIe 5GbE Family Controller、Gigabit EthernetはRealtek PCIe GbE Family Controller、Wi-FiはIntel Wi-Fi 7 BE200、BluetoothもIntel製だ。
ベンチマークテストは、PCMark 10、3DMark、Cinebench 2026、CrystalDiskMarkを使用した。
また3DMarkに関しては、GeForce RTX 5080ということもあり、いつもはテストしないSpeed Way、Steel Nomad、Port Royal、Solar Bay、Wild Lifeのスコアも記載、GeForce RTX 5070 Ti搭載のZOTAC「MAGNUS ONE EU27507TC」のスコアも併記している(ただしメインメモリが16GBのシングルチャネル動作)。
結果は当然ながらかなりのハイスコア。特に3DMarkの値が凄まじい。測定中画面を観てても飽きない説得力がある。
| PCMark 10 v2.3.2912 | |
|---|---|
| PCMark 10 Score | 10,605 |
| Essentials | 11,174 |
| App Start-up Score | 11,039 |
| Video Conferencing Score | 8,434 |
| Web Browsing Score | 14,987 |
| Productivity | 14,839 |
| Spreadsheets Score | 27,346 |
| Writing Score | 8,053 |
| Digital Content Creation | 19,518 |
| Photo Editing Score | 28,255 |
| Rendering and Visualization Score | 27,037 |
| Video Editing Score | 9,734 |
| Cinebench 2026 | |
|---|---|
| マルチスレッド | 5,863 |
| シングルスレッド | 525 |
[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 7035.310 MB/s [ 6709.4 IOPS] < 1191.86 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 4686.472 MB/s [ 4469.4 IOPS] < 223.59 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 829.336 MB/s [ 202474.6 IOPS] < 153.89 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 85.090 MB/s [ 20773.9 IOPS] < 47.97 us>
[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 6442.642 MB/s [ 6144.2 IOPS] < 1299.21 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 5415.428 MB/s [ 5164.6 IOPS] < 193.45 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 581.217 MB/s [ 141898.7 IOPS] < 220.66 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 234.930 MB/s [ 57356.0 IOPS] < 17.35 us>
さて、GeForce RTX 5080搭載なので、LM Studioを使ってgpt-oss-20bを動かしたところ、151.79tok/s、1st token 0.19sと高速に動作。爆速という表現がぴったりだ。
続いてComfyUI DesktopでZ-Image-Turboの生成速度。1,024x1,536(2:3)で11.33秒。これもなかなか。ComfyUI DesktopはComfyUIのデスクトップ版で、インストーラーから一発でComfyUIを起動できる優れものだ。ただし、スマートアプリコントロールをOFFにしないと起動時エラーで落ちるため要注意!
このように、ゲームは快適、LLMは「VRAMにさえ乗れば」爆速、生成AI画像も文句なし。なかなか良いマシンだ。さすがGeForce RTX 5080搭載モデル、といったところ。
以上のようにZOTAC MAGNUS ONE ULTRA EU275080Cは、下位モデルから少し大きくなったとはいえ、11.46Lのコンパクトな筐体へGeForce RTX 5080を搭載、Core Ultra 7 Processor 265/32GB/1TBと、ゲーム、LLM、ComfyUIで画像生成など、何でも快適に動作可能なPCだ。
現状価格は未定だが、おそらくそれなりの数字にはなるだろう。手持ちのパーツがあればベアボーンで安く上げることも可能。この詰め込み感にグッときた人にぜひ使ってほしい1台だ。
























![BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob [Explicit] 製品画像:1位](https://m.media-amazon.com/images/I/61ISSKA8rGL._SL160_.jpg)











