イベントレポート

GALLERIAのFFコラボPCにThreadripper機も!TGS2026のPCブースが熱い

 5日間もの長期開催となった東京ゲームショウ2026。ゲームの試遊だけでなく、PCメーカー各社が新製品をいち早く披露する場にもなっている。

 9月17日から9月21日にかけて、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2026」が開催されている。出展している「GALLERIA(サードウェーブ)」「AORUS(GIGABYTE)」「G TUNE・NEXTGEAR(マウスコンピューター)」「Legion(レノボ)」のブースの様子を紹介する。

GALLERIA(サードウェーブ)

 GALLERIA(サードウェーブ)のブース(02-C21)では、17日、取締役社長の永井正樹氏が登壇して、GALLERIAブランドの今後の展開を発表。さらに新製品の発表も行なわれた。

取締役社長の永井正樹氏

 永井氏は、今までユーザーの新たな可能性を生み出すきっかけを作るために、製品を提供するだけでなく、さまざまな取り組みを行なってきたことを説明した上で、今後、「ゲーム」、「クリエイティブ」、「AI」の3つの分野でさらなる取り組みを進めていくことを発表した。

 「ゲーム」においては、これまでも「VALORANT Challenge Japan 2026」「CAPCOM CUP12」などの大会協賛や「モンスターハンターフェス'26」などのイベント協賛やゲーム分野で活躍する方々への支援を行なってきたが、今後もさまざまな場所で、ユーザーのゲーム体験を支える取り組みを行なっていくという。

 「クリエイティブ」分野においては、各コンテストを開催し、クリエイティブソフト推奨環境の提供や、クリエイティブ分野で活躍する方々への支援などを行なっており、今後もクリエイターが「挑戦を通じて学び、成長し、また次の挑戦へとつなげていく」、そうした循環を生み出していけるようさまざまな形で支援を行なっていくという。

 その一例として、クリエイターの才能や感性をかけ合わせ、新たな創造につなげる「ガレリアクロッシング」という取り組みを紹介。第1弾として藤ちょこさんのイラストをもとに原口沙輔さんが音楽を付けアニメーション化した「幽艶(ゆうえん)」という作品が完成したことが発表された。

ガレリアクロッシングの第1弾作品となる幽艶(ゆうえん)

 「AI」については、ビジネスからクリエイティブまでさまざまな領域でAI活用が広がっている中、AI企業への投資を進めるとともに、より多くの方がAIを知り、学び、実際に活用するためのさまざまな機会を提供してきた。

 今後も各種AIセミナーの開催、AIアートグランプリへの協賛、全日本AIハッカソンやAIフェスティバルの主催などの取り組みを通じて、AIをより身近に感じ、新たな一歩を踏み出すための機会を提供していくという。

 17日発売ということで発表されたのは、コンパクトゲーミングPCの「Eシリーズ」とAI開発や映像制作、3D CGなど、高い処理性能が求められる用途に向けた「GALLERIA SMTRE-R59-GL」の2台。

 前者は約18Lのコンパクトサイズのケースを採用したモデルながら、6基のケースファンを搭載するなど冷却を強化することで、GeForce RTX 5070 Tiなどの高性能ビデオカードの搭載を可能としている。

 後者はAMDのワークステーション/高性能デスクトップ向けCPUであるRyzen Threadripper 9980X(64コア / 128スレッド)を採用、データの信頼性を高めるECC対応大容量メモリを採用している点が特徴。メモリは標準で128GB搭載、カスタマイズにより最大256GBまで選択可能となっている。これらの実機は会場で目にすることができる。

コンパクトなEシリーズ
Ryzen Threadripper 9980Xを搭載するGALLERIA SMTRE-R59-GL

 GALLERIAのAIレディモデルも発表された。これは生成AIやAI開発など、ローカル環境でのAI活用を想定した製品群。AI処理では、GPUの性能だけではなく、用途によってはCPUやメモリ、ストレージなど、PC全体の構成も重要となる。そのため、AIレディモデルでは生成AIやAI開発推論など、さまざまな要素を想定し、それぞれに適した構成のモデルが用意されるという。これらはベンチマークによってAI性能を測定、その結果を分かりやすく確認できるようにするなど、ユーザーが自分の用途にあったものを選べるようになっているという。

GALLERIAに新たにAIレディモデルが追加される

 そして最後に、ファイナルファンタジーシリーズ40周年を記念したコラボモデルが発売されることが発表された。シリーズ16作品をモチーフにした全16タイプのスペシャルモデルを展開。各タイトルのビジュアルがガラスサイドパネルに施された特別仕様となる。会場では3モデルが展示されていた。

ファイナルファンタジーのビジュアルがガラスサイドパネルに施されたコラボPC

 会場では、GALLERIAのデスクトップPCとノートPCが大量に並べられており、実際にゲームをプレイしたりAI生成を体験することができる。

GALLERIAのPCでゲームをプレイできる

AORUS(GIGABYTE)

 AORUS(GIGABYTE)のブース(06-C02)では、同社のノートPCやarkhiveとコラボした同社のパーツを使用したBTOパソコンで各種ゲームを体験できる。

 arkhiveとコラボしたBTOパソコンで「ファイナルファンタジー レゾナンス」を、GeForce RTX 5070 Tiを搭載したゲーミングノートで「007 First Light」を実際にプレイすることが可能。R18のため閉鎖ブース内でのプレイとなるが「鬼武者」もプレイが可能だ。

arkhiveとコラボしたBTOパソコン
GeForce RTX 5070 Tiを搭載したGAMING A16 Pro
GeForce RTX 5090を搭載したAORUS MASTER 16
係員に声をかければ専用ブース内となるが、同社のゲーミングノートで鬼武者もプレイできる

 同社のRyzen 9000シリーズ搭載ゲーミングPC「AORUS PRIME 3(改)」などで「ドラゴンズドグマ 2: ダークアリズン」もプレイ可能。レーシングゲーム体験コーナーも用意されている。

microATXゲーミングPC「AORUS PRIME 3(改)」
レーシングゲーム体験コーナーもある
オーストラリアのクリエイターがGIGABYTEのパーツで作成したMOD PCも展示されている。これも一見の価値アリ

 なお、毎日、ストリートファイター6のキャラクターのコスプレイヤーがブースに登場して、フォトセッションや対戦を行なう予定。19日はあたたさんと茶々丸さんが登場予定だ。

毎日、ストリートファイター6のキャラクターのコスプレイヤーの写真撮影や対戦のイベントが用意されている

G TUNE・NEXTGEAR(マウスコンピューター)

 G TUNE・NEXTGEAR(マウスコンピューター)のブース(08-N06)では、新製品や今後登場する予定の新製品がいち早く体験できる。

 まず注目したいのが、新しい15.3型ゲーミングノート「G TUNE W5」シリーズ。大画面かつGeForce RTX 5070 Laptopを搭載しているにもかかわらず、1.6kgとゲーミングノートとしては軽量な点が特徴。CPUはCore Ultra 7 255Hを搭載、メモリは16GB(8GB×2)でSSDは500GB。15.3型(2,560×1,600ドット)の液晶は240Hzのリフレッシュレートに対応している。

15.3型ゲーミングノート「G TUNE W5」

 17日に発売になったばかりのデスクトップゲーミングPCが「NEXTGEAR HD-A7G7L」。GeForce RTX 5070ビデオカードをAsetek製水冷クーラーで冷却、性能と静音性を両立させていることが特徴。CPUのRyzen 7 9800X3Dの冷却にも水冷クーラーが採用されている。

水冷で性能と静音性を両立させた「NEXTGEAR HD-A7G7L」

 17日に発売になったものでおもしろいのが、ノート用CPUとGeForce RTX 5070を組み合わせることで優れた電力効率と高いゲーム性能を両立させたデスクトップゲーミングPC「NEXTGEAR JG-I5G7L」だ。CPUはマザーボードに直付けされたCore Ultra 5 245HXで、メモリは8GBのノート用SO-DIMMが2枚搭載されている。省電力性の高いゲーミングPCが欲しい人は要注目だ。

ノート用CPUを搭載した「NEXTGEAR JG-I5G7L」。黒と白の2色展開

 クラウドゲーミングがプレイできるタブレットPC「mouse M2-ICU01BK-A」にも注目したい。単体ではCPUにCore i5-1335Uを採用し、16GBメモリを搭載するペン対応Windowsタブレットだが、有線LANを装備したドッキングステーションが用意されており、ネットの通信環境にもよるが、GeForce NOWで3Dゲームをプレイすることが可能となる。

ドッキングステーションで拡張できるタブレットPC「mouse M2-ICU01BK-A」

Legion(レノボ)

 Legion(レノボ)のブース(05-C01)では、同社のゲーミングノートPCであるLegionシリーズがズラリと並べられており、「ストリートファイター6」、「ファイナルファンタジー レゾナンス」、「AION 2」、「Apex Legends」などのゲームを実際にプレイできる。

 レノボによれば、同社のゲーミングノートであれば、これらのゲームを快適にプレイできることを体験してほしいとのことだ。R18ゲームの鬼武者をプレイできる専用ルームも設けられているが、こちらを利用するには申し込みが必要となる。

同社のゲーミングノートがズラリと並べられており、メジャータイトルをプレイすることができる

 なお、展示されているゲーミングノートPCはCore Ultra 9 275HXとGeForce RTX 5070を搭載した「Legion 7i Gen 10」とRyzen AI 9 465とGeForce RTX 5060を搭載した「Legion 5a Gen 11」の2台だ。

Legion 7i Gen 10
Legion 5a Gen 11

 同社のノートPCがゲームを長時間プレイしても問題が起こらないのは、マッシブベイパーチャンバー統合型ハイパーチャンバーなどを採用することで冷却を強化しているため。ブースでは内部の冷却機構が公開されている。内部はめったに見られないので要注目だ。

ゲーミングノートの内部の冷却機構が公開されている

 そのほか、レノボのブースではAIアプリの開発などに利用できるワークステーションやワークステーションノートなども展示されている。これらも見逃せない。

AMD Ryzen PRO 9000シリーズを搭載した「ThinkStation P4」
Core Ultraシリーズ3プロセッサを搭載した16型ワークステーションノート「ThinkPad T1g Gen9」