西川和久の不定期コラム
5万円台でIP69K防水、しかも性能そこそこ。12.2型タブレット「Blackview MEGA 12」
2026年4月28日 06:11
年に数回タブレットをご紹介しているが、今回はMediaTek Dimensity 7200 5G搭載でIP69K対応と、ちょっと風変わりな12.2型タブレットが編集部から送られてきたので試用レポートをお届けしたい。
IP69K対応でMediaTek Dimensity 7200 5G搭載12.2型タブレット!
今年(2026年)1月に同社Blackviewのサブブランド、OSCALの13.4型でケース+キーボード付きのタブレットをご紹介したが、今回は本家Blackviewブランド「MEGA 12」の登場となる。全部入りの付属品、モバイル対応など共通点があり、なかなか興味深い。
CPUにはMediaTek Dimensity 7200 5Gを搭載し、メモリ12GB/ストレージ256GB、12.2型2,400×1,600ドット/120Hz、豊富な付属品、そして防塵防水対応……と、注目ポイントが盛り沢山だ。主な仕様は以下の通り。
| SoC | MediaTek Dimensity 7200 5G。Cortex-A715/2.8GHz×2コア、Cortex-A510×6コア、GPUにMali-G610 MC4を内包 |
|---|---|
| メモリ | 12GB |
| ストレージ | 256GB+microSDカード |
| OS | DokeOS_P 5.0(Android 16ベース) |
| ディスプレイ | 12.2型IPS(2,400×1,600ドット/3:2)、350nits、120Hz、Widevine L1認証 |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
| SIM | 2スロット(うち1つはmicroSDカードスロットと排他) 2Gバンド: B2/B3/B5/B8 3Gバンド: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19(RXD対応) CDMA: BC0/1/10(RXD対応) 4G FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/20/19/28A/28B/25/26/30/66 5Gバンド: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 |
| インターフェイス | USB Type-C、4スピーカー |
| カメラ | 前面: 1,300万画素/背面:5,000万画素 |
| GPS | (L1/L5)GPS/GLONASS/Beidou/Galileo/QZSS |
| 付属品 | ケース、キーボード、ACアダプタ、アクティブペン(Type-C充電式)、イジェクトピン、ワイヤードイヤフォン(Type-C)、マウス(無線/BT)、Type-C/Type-Cケーブル |
| 本体色 | スペースグレー、フラッシュゴールド |
| 防塵防水 | IP69K認証 |
| バッテリ/駆動時間 | 10,000mAh(55W急速充電) |
| サイズ/重量 | 280.2×194.2×8.2mm/690g |
| 実売価格 | 5万1,112円(AliExpress) |
SoCはDimensity 7200 5G。発表自体は2023年2月と古めだが4nmプロセスを採用。CPUはCortex-A715/2.8GHz×2コア、Cortex-A510×6コアで、GPUはMali-G610 MC4の構成となる。SKU自体はミドルレンジ向けなのだが、後半のベンチマークテストを見る限り、これまで筆者が扱ってきたタブレットと比較した場合、桁違いに速い。
メモリは12GB、ストレージは256GB+microSDカード。OSはAndroid 16ベースのDokeOS_P 5.0を搭載する。
ディスプレイは12.2型IPS式で2,400×1,600ドット(3:2)、350cd/平方m、120Hz。コンテンツ保護はWidevine L1認証と対応と、なかなか強力だ。
ネットワークは5Gにも対応し、SIMは2スロット(1つmicroSDカードと排他。対応バンドは表参照)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3。ナビゲーションは(L1/L5)GPS/GLONASS/Beidou/Galileo/QZSS。
インターフェイスはUSB Type-Cと4スピーカー、FMラジオ。FMラジオについては同社の製品ページに記述はないものの、後半のアプリで確認できた。日本の周波数に対応するのは良い。また扉の写真にあるように、キーボード付きケース、マウス(無線/Bluetooth切替)、アクティブペン(Type-C充電式)、イヤフォン(USB Type-C)なども付属。カメラは前面1,300万画素、背面5,000万画素。
カラーバリエーションはスペースグレー、フラッシュゴールドの2色。10,000mAh/55W急速充電対応のバッテリを内蔵し、サイズ280.2×194.2×8.2mm、重量690g。
これだけでも見所満載なのだが、防塵防水企画としてIP69Kに対応している。例を挙げると1.5mの水中で30分間使用可能とのこと。また85℃の熱湯がこぼれても大丈夫らしい。筆者的には習慣ないのだが、お風呂で使いたい人にはピッタリ!という感じだろうか。
AliExpressでの実売価格は5万1,112円(4月27日時点、売り尽くしセール)。付属品も多く、これだけの性能。ディスプレイもなかなか良い……と、結構お買い得価格になっている。
筐体は正面から見る限り普通のタブレット。おそらくスペースグレーなら裏も普通なのだろうが、フラッシュゴールドだとご覧のようにゴールドよりオレンジに近い色で結構派手。フレームの金色が燻んでしまうほどだ(笑)。加えて手触りがザラザラしており独特感がある。
重量は実測で697g。12.2型としては標準的だろうか。付属のキーボード付きケースが431g。従って合わせると1kgを超えちょっと重い。
左側面にスピーカー(L)、下側面はドック用のコネクタ。右側面はスピーカー(R)とUSB Type-C。上側面に電源ボタン、音量±ボタン、SIM/MicroSDカードスロットを配置。防塵防水のため、SIM/MicroSDカードスロットにはパッキンが、またType-Cのコネクタもちょっと抜き差しが硬めだ。
12.2型のディスプレイは2,400×1,600ドットと高精細に加えて3:2は筆者好みのアスペクト比だったりする。発色もクラスを考えれば良く特に不満はない。最大120Hzなのでスクロールなども滑らかだ。
付属品はキーボード付きケース(扉も参照)、イヤフォン(USB Type-C)、USB Type-Cケーブル、充電器(55W)、マウス(無線/Bluetooth切替式)、イジェクトピン、アクティブペン(USB Type-C充電式)と山盛り。仮にこれだけ別途揃えれば軽く1万円は超えるのではないだろうか。
気になったのはアクティブペンの充電。Type-Cで通常半透明のキャップが被っており、充電時外すのだが、何かで止まってるわけではなく、キャップが単独で外れるため紛失しそうだ。なお予備のペン先が1つ付属する。
前面カメラはWeb会議なら十分な画質。背面カメラはちょっと色が濃いめに出る。また作例の金属ケースには、さらに寄れマクロ的な用途でも十分活用できる。
サウンドは左右に2スピーカーずつの計4スピーカーだが、上側面/下側面にあるわけでなく、縦位置時のステレオ再生には未対応。鳴りっぷりがいいだけにこの点は残念。
発熱は10時間以上動画を連続再生しても熱くならず、通常用途で気になることはないだろう。
防塵防水に関してはさすがに風呂場で水流して(水につけて)写真を撮るのも何なので省略した。ご了承いただきたい。
いずれにしても後述するベンチマークテストも良好、これで5万円台ならいいのでは!? と思った次第。
Android 16ベースのDokeOS_P 5.0 + アプリいろいろ
初期起動時、ホーム画面は2画面。上から下のスワイプで通知パネル/クイックアクセス、下から上のスワイプでアプリ一覧、壁紙長押しで壁紙変更と、基本操作はAndroidと同じ。
ストレージは256GB中、15.7GBを使用中だ。WidevineはL1認証対応。
モバイルネットワークは、手持ちのSIMの関係上、5G非対応、データのみで通話は試せなかったものの、接続はOKだった。
APNはいろいろ入っており、基本選ぶだけなのだが、設定内容が間違っていて編集する必要があった。試したのはOCNのlte-d.ocn.ne.jpだけで、ほかの状況は不明だ。いずれにしても初心者だと難しいかも知れないので、同社はぜひとも修正をお願いしたい。
インストール済みのアプリは、カメラ、カレンダー、システムスチュワード、ドライブ、フォト、マップ、マルチテックメモ、メッセージ、ユーザーのフィードバック、ワークスペース、引越しアシスタント、音声レコーダー、緊急情報、時計、設定、天気予報、電卓、電話、凍結室、方位磁針、連絡先、Chrome、EasyShare、Files、Find Hub、FMラジオ、Gemini、Gmail、Google、Google One、Google TV、Hi Doki、ImageX、Meet、Playストア、Pop Games、SmartArt、Soundle、SparkTube、Surfline、VidGen、WPS Office、YouTube、YT Music。
基本的にGoogle系のアプリ+AI系+WPS Officeといった感じだ。FMラジオは76.0〜108.0MHzと日本の周波数に対応。Hi Dokiなどいくつか入っているAI系アプリはサブスクしないと使えないもので、かつ縦位置固定が多かった。AIを売りにしているのだから、もう少し使い勝手を考慮したものをバンドルしてほしかった。
タブレットモードに加えてPCモード(PCモード3.0)も搭載。Windowsっぽい感じで操作することも可能だ。付属のキーボード付きケースとマウスもこれで生きる。
抜群のパフォーマンス!
ベンチマークテストは設定のパフォーマンスモードをオフ。簡易式でGeekBench 6と(もうディスコンだが過去との互換性を考慮して)Google Octane 2.0の結果を掲載した。
すべてのスコア、ここ数年扱ってきた中では桁違いに速い。MediaTek Dimensity 7200 5Gのパワーといったところだろうか。
バッテリ駆動時間は、明るさ、音量ともに50%。Wi-Fi接続でフルHD動画を連続再生したところ約12時間半でバッテリが切れた。さすが10,000mAhのバッテリだ。これなら十分かと思われる。
以上のようにBlackview「MEGA 12」は、MediaTek Dimensity 7200 5G/12GB/256GBを搭載した2,400×1,600ドット/3:2の12.2型タブレットだ。4G/5Gも使え付属品も豊富。パフォーマンスも結構高く、バッテリの持ちも良い。そして価格は5万円台。これだけでもお買い得なのに、さらにIP69K対応。ある意味文句なしの逸品に仕上がっている。
お風呂で使いたい、これから夏に向けて川や海で使いたい。子供が何かこぼすかも……といった用途にもバッチリ。お!っと思ったユーザーにぜひ使ってほしいタブレットと言えよう。














































