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無料でここまで!OCRもAIも使えるMacクリップボード管理「Clippy」
2026年8月27日 06:00
数あるMac向けクリップボードマネージャーの中でも、完成度の高さで頭1つ抜けているのが「Clippy」です。無料とは思えないほど多彩な機能を備えたアプリで、有料アプリに匹敵する使い勝手を実現しています。ここでは、Clippyの導入から基本的な使い方、便利な活用方法まで紹介します。
Macユーザが欲しい機能がこれ1つに
macOS Tahoe 26では、Spotlightからクリップボードの履歴を検索し、過去にコピーした内容を再利用できるようになりました。
標準機能として搭載されたのは便利ですが、専用のクリップボードマネージャーと比べると、物足りなく感じる人もいるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、2025年11月にオープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開された「Clippy」です。
その最大の特徴は、無料でありながら非常に多機能なこと。クリップボードの履歴を管理するだけでなく、画像内のテキストを自動で読み取るOCR機能や、よく使う定型文を呼び出せるスニペット機能、AIを使った要約・翻訳機能など、現代のMacユーザが求める機能をふんだんに盛り込んでいます。
インストールは、GitHubのページから最新のDMGファイルをダウンロードし、中にある「Clippy」を[アプリケーション]フォルダへドラッグ&ドロップするだけです(対応OSはmacOS 13以降)。
初回起動時にはチュートリアル画面が表示されるので、画面の案内に従って設定を進めましょう。設定が完了すると、メニューバーにClippyのアイコンが表示されます。
Clippyで始める快適なコピー&ペースト
Clippyを利用するには、アプリを起動した状態でメニューバーのアイコンをクリックするか、初期設定で割り当てられている[command]+[shift]+[V]キーを押します。
するとクリップボード履歴が表示されるので、使いたい項目を選び、[return]キーを押すか[Paste]ボタンをクリックすれば、現在使用しているアプリにペーストできます。
上から1〜9番目までの履歴は、[command]+対応する数字キーを押して直接ペーストすることも可能です。
また、各項目にマウスポインタを重ねると、スターやピン留めなどのアクションボタンが表示され、ワンクリックで実行できます。
さらに、[command]+[option]+[V]キーを押すと「Quick Preview」と呼ばれるフローティングパネルが表示され、直近10件の履歴から素早くペーストできます。
特におすすめしたいClippyの便利機能
Clippyには、履歴の呼び出しやペースト以外にも、コピーした内容を検索、加工、再利用できる便利な機能が数多く用意されています。ここからは、その中でも特におすすめの機能を紹介していきます。
(1)自然な言葉で探せる「クリップボードに質問」
「あの電話番号は?」「昨日コピーしたリンクは?」などと自然な言葉で問いかけると、Clippyが履歴の内容をもとに該当する項目を探し出します。
キーワードを正確に覚えていなくても、内容の意味から検索できるため、うろ覚えの履歴を見つけたいときに便利です。なお、利用するにはClippyの設定画面でAI機能を有効にしておく必要があります。
(2)画像の文字も検索できる自動OCR機能
[command]+[shift]+[2]キーで画面上の範囲を指定するか、「プレビュー」などで画像を開いてコピーすると、Clippyが画像内のテキストを自動で読み取ります。
WebサイトやPDF上の選択できない文字はもちろん、動画の一場面やスクリーンショット、エラーダイアログに表示された文字をテキストとして取得できるため、コピーや検索に活用できます。
OCRにはAppleのVisionフレームワークが使われており、日本語を含む30以上の言語をデバイス上で認識します。
(3)AIと連携したテキスト変換機能
Clippyの履歴に保存されたテキストは、AIを使って要約や翻訳(30以上の言語)、文法修正、箇条書き化、メール文の作成、コードの解説やバグ検出などを行なえます。使用するAIは、設定画面の[AI]から選択できます。
初期設定ではApple Intelligenceが選択されていますが、ローカルで動作するOllamaや、クラウドベースのChatGPT、Claude、Google Geminiへ切り替えて利用することもできます。
(4)いつでも呼び出せるスニペット機能
メールのあいさつ文や住所など、繰り返し使うテキストをスニペットとして登録しておけば、短いキーワードを入力するだけで、その内容をすぐに貼り付けられます。
日付や時刻を自動で入力する機能もあり、たとえば{{DATE}}を登録すると、スニペットを使った日の日付が入力されます。
また、入力フォーム付きパラメーターを使えば、名前や日付などをその都度指定し、内容を反映した文章を生成できます。
Macの作業効率を底上げする必携アプリ
このほかにもClippyには、スクリーンショットに矢印やテキスト、ぼかしなどを加えられる「スクリーンショットエディター」、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで画像・ドキュメント・音声・動画・データの各形式を変換できる「ファイルコンバーター」、URLリンクをQRコード化してスマートフォンへ受け渡せる「Send to Phone」など、ここでは紹介し切れないほど多くの機能が搭載されています。
これまでさまざまなクリップボードマネージャーを試してきましたが、無料でありながら、これほど多彩な機能を備え、しかも1つひとつの完成度が高いことには本当に驚かされました。
コピー&ペーストは、Macを使ううえで欠かせない基本操作です。Clippyを導入すれば、日々の作業をより効率よく進められるようになりますので、ぜひ一度試してみてください。きっと手放せない相棒になるはずです。





































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