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Macが重い!犯人はどのアプリ?アクティビティモニタで突き止める
2026年8月7日 06:00
動作が重い、ファンが回り続ける、バッテリの減りが速い……。そんなとき、原因を調べるために役立つのがMacに標準搭載されている「アクティビティモニタ」です。CPUやメモリ、ディスク、ネットワークの使用状況を確認できるほか、動作を遅くしているアプリや、バッテリを大量に消費しているプロセスを特定して終了することもできます。本記事では、アクティビティモニタの基本的な見方から、Macの負荷状況の確認方法、プロセスを終了する際の注意点までを解説します。
アクティビティモニタで何が分かる?まずは「プロセス」の意味を知ろう
アクティビティモニタのウインドウ上部には、[CPU][メモリ][エネルギー][ディスク][ネットワーク]という5つのタブが並んでいます。タブを切り替えると、Macで実行されているプロセスごとの使用状況を確認できます。
ここでいう「プロセス」とは、Mac上で動作しているアプリやシステム機能などの実行単位のことです。
FinderやSafariのようにユーザが直接操作するアプリだけでなく、macOSの画面描画を担当する「WindowServer」、プロセス管理を行なう「launchd」、iCloudとのデータ同期を行なう「cloudd」など、バックグラウンドで動作しているシステムプロセスも表示されます。
Macでは、アプリを数個しか起動していない場合でも数百のプロセスが同時に動作していることがあり、それぞれのプロセスには「PID(Process ID)」と呼ばれる固有の識別番号が割り振られています。
また、プロセスの内部で実行される処理の最小単位を「スレッド」と呼び、スリープ状態のものを含めると数千のスレッドが動作していることもあります。[CPU]タブの画面下部では、現在実行されているプロセス数とスレッド数を確認できます。
アクティビティモニタを開くと、初期設定ではすべてのプロセスが表示されます。そのため、項目数が多く、どのプロセスがCPUやメモリを多く消費しているのか分かりにくい場合があります。
そのようなときは、[CPU]や[メモリ]などの各タブで、プロセス一覧の上部にある[%CPU]や[メモリ]といった列見出しをクリックし、CPU使用率やメモリ使用量などを基準に並べ替えると、負荷の高いプロセスを見つけやすくなります。
また、[表示]メニューから[すべてのプロセス(階層表示)]や[動作中のプロセス]に切り替えると、プロセスの親子関係を確認したり、現在動作しているプロセスだけを表示したりできます。
Macが重いときは「CPU」と「メモリ」を順番に確認しよう
「何となくMacの動作が重い」「冷却ファンが回り続ける」「カーソルの反応が悪い」と感じたときには、アクティビティモニタの[CPU]タブや[メモリ]タブから、リソースを大量に消費しているアプリやプロセスを探してみましょう。
原因となっているのは、画面上で使用しているアプリだけとは限りません。バックグラウンドで動作しているプロセスが、Mac全体の動作を遅くしていることもあります。
まず確認したいのが[CPU]タブです。[表示]メニューから見やすい表示方法に切り替えたうえで、プロセス一覧の[%CPU]という列見出しをクリックし、CPU使用率が高い順に並べ替えます。
上位に表示されたアプリやプロセスが高いCPU使用率のまま動作し続けている場合は、それがMacの動作を重くしている可能性があります。
続いて[メモリ]タブを確認します。[CPU]タブと同じように、プロセス一覧の[メモリ]という列見出しをクリックし、メモリ使用量が多い順に並べ替えましょう。これにより、メモリを大量に消費しているアプリやプロセスを確認できます。
特にWebブラウザでは、開いているWebページや機能ごとに複数のプロセスが表示されることがあります。メモリ使用量の多いプロセスが見つかった場合は、不要なタブやウインドウを閉じることで、Macの動作が改善することがあります。
負荷の高いプロセスは終了して改善するか確認しよう
CPUやメモリを大量に消費しているプロセスが見つかったら、まず、そのアプリで負荷の高い処理を実行していないか確認しましょう。
動画編集や画像の書き出し、ゲームなどを実行している最中であれば、CPU使用率が高くなるのは正常です。通常は、処理が終わるとCPU使用率も下がります。
一方、何も操作していないのにCPU使用率の高い状態が長時間続く場合や、赤い文字で「応答なし」と表示されている場合は、アプリやプロセスが正常に動作していない可能性があります。
その場合は、該当するプロセスを終了することで、Macの動作が改善することがあります。
プロセスを終了するには、終了したい項目を選択し、ツールバー左上の[停止]ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されたら[終了]を選択しましょう。
[終了]を選んでもプロセスが終了しない場合は、再度同じ操作を行なって[強制終了]を選択します。
ただし、強制終了すると、保存していないデータが失われたり、関連するアプリやプロセスの動作に影響したりする可能性があります。
そのため、強制終了は[終了]で対処できない場合の最終手段と考えましょう。
また、プロセス名から何の処理か判断できない場合は、すぐに終了せず、プロセス名をWebで検索して役割を確認することが大切です。
項目を選択してツールバーの[情報]ボタンをクリックすれば、実行ユーザや親プロセスなどの詳細も確認できます。
なお、システムアップデートの直後や大量のファイルを追加・移動したあとには、「mds」や「mdworker」などのシステムプロセスがSpotlightの索引データを更新するため、一時的にCPU使用率が高くなることがあります。この場合は、処理が完了するまでしばらく待ちましょう。
Mac全体のCPUやメモリの使用状況も確認してみよう
プロセスごとの使用状況だけでなく、Mac全体のCPUやメモリの状態も確認すると、動作が重い原因を判断しやすくなります。
[CPU]タブの画面下部には、CPUの使用状況が[CPU負荷]としてリアルタイムにグラフ表示されます。
[システム]はmacOSのシステムプロセスが、[ユーザー]はアプリなどのユーザープロセスが使用しているCPUの割合を示します。
使用されていないCPUの割合は[アイドル状態]で確認できます。この数値が低いまま続く場合は、CPUの処理能力に余裕がありません。
プロセス一覧とあわせて確認することで、特定のアプリに原因があるのか、Mac全体に高い負荷がかかっているのかを判断しやすくなります。
一方、メモリについては[メモリ]タブの画面下部にある[メモリプレッシャー]に注目しましょう。
macOSは、メモリの圧縮やファイルキャッシュ、SSDへのスワップなどを利用して、搭載されているメモリを効率的に管理しています。
そのため、[使用済みメモリ]の容量だけでは、メモリが不足しているかどうかを判断できません。
メモリプレッシャーが緑色であれば、メモリを効率的に利用できている状態です。黄色はメモリの余裕が少なくなっている状態、赤色はメモリが不足している状態を示します。
黄色や赤色になることが多い場合は、不要なアプリを終了したり、ブラウザで開いているタブを減らしたりしてみましょう。
[エネルギー][ディスク][ネットワーク]タブもチェック!
アクティビティモニタでは、CPUやメモリ以外のリソース使用状況も確認できます。特定の症状が続く場合は、[エネルギー][ディスク][ネットワーク]の各タブも確認してみましょう。
[エネルギー]タブでは、アプリやプロセスごとのエネルギー消費の相対的な大きさを示す[エネルギー影響]や、過去12時間またはMacの起動後におけるアプリの平均的なエネルギー影響を示す12時間の電力などを確認できます。
バッテリの減りが異常に早い場合は、このタブで電力を多く消費しているアプリやプロセスがないか確認するとよいでしょう。
[ディスク]タブでは、プロセスごとの読み書き量を確認できます。
ファイルのコピー中やクラウドストレージとの同期中などにディスクアクセスが多くなることがありますが、何も操作していないのに特定のプロセスが大量の読み書きを続けている場合は、そのプロセスが動作の遅さに影響している可能性があります。
[ネットワーク]タブでは、送受信データ量や通信速度を確認できます。
クラウドストレージの同期やバックアップ、大容量ファイルのダウンロードなどで通信量が増えている場合は、このタブを見れば原因を特定しやすくなります。
このようにアクティビティモニタは、Macに不調が起きたときだけでなく、普段からMacがどのような状態で動作しているのかを知るためにも役立つツールです。
各タブの見方を覚えておけば、症状に応じて確認すべき項目を切り分けやすくなり、トラブルの原因も早く見つけられるようになります。
これまでアクティビティモニタを使ったことがない人や、あまり使ってこなかった人は、まず一度起動して、Mac上でどのようなアプリやプロセスが動作しているのかを確認してみましょう。





















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