買い物山脈
サバゲのために小ぶりなiPhone 16 Proを購入。カメラコントロールには別の使い道を
2024年10月21日 06:21
- 製品名
- iPhone 16 Pro 1TB ブラックチタニウム
- 購入価格
- 23万4,800円
- 購入時期
- 2024年10月4日
- 使用期間
- 約1カ月
筆者はすでにiPhone 16関連の記事を2本書いている。iPhone 16を触り始めてから、もうすぐ1カ月だ。そして個人的にも、新型端末を購入している (実機を触り始めたのが9月20日、購入した端末が届いたのが10月4日)。というわけで今回は、1カ月を節目にした総括的レビューをお届けさせていただく。
iPhone 16 Pro 1TB ブラックチタニウムを選んだ理由
今年筆者が購入したのは「iPhone 16 Pro 1TB ブラックチタニウム」。レビュー記事でも書かせていただいた通り、2024年モデルはiPhone 16/16 Plusのスペックが充実していたので、当初はiPhone 16を購入しようと考えていた。
しかし、結局「LiDARスキャナ」が欲しくてiPhone 16 Proを購入。実用的に使っているわけではないのだが、3Dスキャン関連アプリが楽しいのだ。
Pro MaxではなくProを選んだのは、視認性よりも携帯性を重視しているから。HOBBY Watchをご覧いただければ分かるのだが、筆者は最近「サバイバルゲーム」(以下、サバゲ)にドハマりしており、小さい端末のほうが都合がよいのだ。
望遠カメラはなくてもよいので、miniに超広角カメラと、LiDARスキャナが搭載されれば、ぜひ購入したいと考えている。
ブラックチタニウムを選んだのは、撮影時に写り込みを避けるため。ケースは派手な黄色を選択しているが、写り込みが発生したときはサクッと外している。あえて黄色いケースを選択した理由は、またサバゲ絡みで恐縮だが、落としたときに目立つため。
実は筆者は一度、サバゲ中にスマホをフィールドに落としたことがある。そのとき、暗い色のケースを見つけるのにかなり時間がかかったので、派手なカラーのケースを使い続けることに決めている。
前モデルはいつ売る?Apple Careはどうする?
スマホを買い替えるのには言うまでもなくお金が必要。例年なら新しいiPhoneを入手してから1カ月後ぐらいに旧端末を売却していたが、買い取り価格が日々下落していくのを見てクラクラしていた。
というわけで今年は、8月上旬に思い切ってiPhone 15 Pro Max 1TBを売却してしまった。そのときの「じゃんぱら」の買い取り金額は19万円。iPhone 16 Pro 1TBを23万4,800円で購入したので、4万4,800円の差額で機種変更できたことになる。
ちなみに記事執筆時点(10月中旬)の買い取り価格は16万円。このタイミングの機種変更であれば、差額は7万4,800円だったわけだ。10月4日時点の買い取り価格はもっと高かった可能性はある。
また、iCloudのバックアップからリカバリーできるとは言え、時間差が開いていると面倒ではある。ただこれだけ売却金額に違いがあるのだから、つなぎのスマホさえ手元にあるのであれば、新型iPhone発表前に売却してしまうのはありだと思う。
毎年ちょっと悩むのがiPhoneでAppleCareに入るかどうか。筆者はこれまでiPadは寝落ちして2回ほど折ったことがあるが、iPhoneでAppleCareを利用したことはないのだ。
ちなみに話が脱線するが、Vision Proは、カバーガラスのひび割れであればAppleCareに入っていれば4万9,800円だが、入っていなければ13万8,800円。「その他の損傷」であっても加入していれば同じく4万9,800円だが、入っていなければ41万6,800円だ。さすがにこの金額は恐ろしいので、Vision Proの毎月4,600円は高いなーと思いつつ、安心して利用するために加入している。
結局iPhone 16 Proが10月4日に届いてから10月13日に「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に加入した。理由はたびたびで本当に申し訳ないが、サバゲだ。筆者はiPhoneの背面を表にして、前述のチェストリグに収納している。つまりカメラ部分に被弾しない限りは端末に深刻なダメージが発生することはない。ピンポイントで当たる可能性は低い。
しかし、iPhone 16 Proが届いた2日後のサバゲで、腕時計がBB弾に当たって壊れてしまった。イヤ~な予感がしたので、次のサバゲの朝に「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に加入した。
実際に仕事、プライベートで使ってみて
さて実際に10月4日から、iPhone 16 Proをメイン端末として使っているわけだが、まずカメラ品質についてはまったく不満はない。最近はもう取材などにはカメラ専用機は持っていかずに、iPhoneだけで撮影してしまっているが、なにも考えなくても綺麗に撮れる。露出やホワイトバランスも正確だ。
ただ、4~5年前ぐらいからiPhoneに限らず、Samsung、HUAWEI、Google、Xiaomiのフラグシップスマホであれば仕事に使えるクオリティに達している。そこでAppleが新たに搭載したのが「カメラコントロール」というわけだ。
カメラコントロールはiPhone 16におけるハードウェア的な最大の進化点だが、SNSの投稿や、レビュー記事などを見ていると、あまり評価はよくないようだ。正直、個人的にもうまく使いこなせてはいない。現状、カメラの起動にはカメラコントロールを使用するものの、ズームなどの設定だけでなく、シャッターも画面上で操作してしまっている。
理由は、まずスワイプ操作がやりにくいから。カメラコントロールの横幅は実測で約19mm。この狭い幅でズームするよりも、広い画面でピンチイン・アウトしたほうが操作しやすい。
また、シャッターを切るためにカメラコントロールを押すと、端末が微妙に揺れてしまう。特に片手持ちで揺れないように押すのは、個人的には無理だと感じた。今回、室内で撮影した限りでは手ブレなどは発生しなかったが、もっと暗い状況ではカメラコントロールは避けたほうがよいと思う。
カメラコントロールと名付けている以上、ほかの用途に転用するのはApple的には難しいのかもしれない。しかし、カスタマイズできるボタンとして、メーカーやユーザーに開放してほしいと強く思う。ウェブページや電子書籍などをスクロールできれば、個人的にはかなり便利に使えると考えている。
「Apple Intelligence」を使いたい14 Proユーザーなら機種変更する価値はある
さて、筆者自身は毎年iPhoneを買い替えているが、それが正しい行為だとは思っていない。私はIT系フリーライターという職業上、新しいiPhoneがあると便利なだけ。普通の仕事を営んでいれば、3年に一度ぐらいのスパンで機種変更していると思う。
とは言え、これまでiPhoneを毎年機種変更し続けてきて、前のほうがよかったと思ったことは一度もない。……まあ、あったら大問題だが、毎年進化し続けてきていることは確かだ。iPhone 16 Proは画面サイズが大きくなり、超広角カメラが4,800万画素となった。バッテリ駆動時間が延長され、最大25Wのワイヤレス充電にも対応している。
さすがに15 Proユーザーに買い換えを勧めたりはしないが、「Apple Intelligence」がリリースされたらすぐ使いたいと思っている14 Proユーザーなら、機種変更する価値は十分あるだろう。