Hothotレビュー
サムスン電子ジャパン「Galaxy Book 12.0」
~国内初投入、Galaxyブランドの有機ELディスプレイ搭載Windowsタブレット
2017年12月18日 11:00
サムスン電子ジャパンは、Galaxyブランドとして国内初投入となるWindowsタブレット「Galaxy Book 12.0」を発売した。Windowsタブレットとしては珍しく、有機ELディスプレイを採用する点も大きな特徴となっている。
今回は、このGalaxy Book 12.0を中心に取り上げるとともに、同じく国内発売された10.6型液晶ディスプレイ搭載の法人向けモデル「Galaxy Book 10.6」も紹介する。Galaxy Book 12.0の価格はオープンプライスで、実売価格は139,800円。
外観はオーソドックスなWindowsタブレット
ではまず、Galaxy Book 12.0の外観からチェックしていこう。
Galaxy Book 12.0は、Galaxyシリーズとして2代目となるWindowsタブレットで、2016年1月のCES 2016で発表された「Galaxy TabPro S」の後継となるモデルだ。
“Tab”ではなく“Book”という製品名になっているのは、タブレットPCだけでなくクラムシェルノートとしての利便性も考慮し、より2in1にシフトしていることの現れのようで、製品パッケージにはキーボード付きカバーが標準添付されている。それにより、本体のみでWindowsタブレットとして、キーボードカバーを装着した状態でノートPCとして利用できるようになっている。
本体は、Windowsタブレットらしい比較的オーソドックスな外観となっている。背面にはマグネシウム合金を採用し、シルバーの塗装が施されている。また、角や背面側の側面付近はカーブが取り入れられており、手に持ったときのゴツゴツとした印象は少ない。
Surfaceシリーズのような特徴的なデザインではないため目は引かないが、これならどういったシーンでも安心して使えそうだ。なお、背面には本体を支えるスタンド機構は備わっていないため、本体のみで自立はしない。クラムシェルノート相当として利用するには、専用キーボードカバーで本体を支えることになる。
サイズは、291.3×199.8×7.4mm(幅×奥行き×高さ)。ディスプレイのベゼル部が極端な狭額縁仕様とはなっていないが、12型ディスプレイ搭載のタブレットPCとして標準的なベゼル幅と言える。重量は公称で754g、実測では752gだった。
Galaxy Book 10.6も、基本的なデザインコンセプトはGalaxy Book 12.0と同じだ。背面にマグネシウム合金を採用し、シルバーの塗装やカーブを取り入れたデザインなども同じとなっている。
こちらは、サイズは261.2×179.1×8.9mm(同)、重量は648gとなっており、Galaxy Book 12.0よりもひとまわり小さく軽い。なお、重量の実測値は646gだった。
付属キーボードカバーはスタンドとしても利用できる
Galaxy Book 12.0には、専用のキーボードカバーが標準で付属している。
キーボードカバーは、本体下部にマグネットで装着して利用する標準的な仕様となっているが、Galaxy Book 12.0のキーボードカバーは、背面側も覆う構造となっている点が特徴。これによって、持ち運び時には背面も含めて本体全体をカバーでき、本体の傷付きを抑えられる。Galaxy Book 10.6のキーボードカバーも、同様の仕様となっている。
また、キーボードカバーの背面側は、本体を支えるスタンド機能も備えている。背面側は先端部がマグネットで本体に固定するようになっているが、背面を折り曲げて本体側の固定位置を変更することで、Galaxy Book 12.0では3段階、Galaxy Book 10.6では2段階に角度を調節できる。
さらに、キーボード側を下に折り曲げて、背面側先端をキーボード側の溝に合わせて折り曲げることで、低い角度で本体を支えられる。これによって、ペン入力時の軽快な作業環境も確保できるとしている。
ただ、本体にかかる力が大きくなると、折り曲げた部分が溝から外れて倒れてしまうことも度々あったので、もう少し安定して角度を付けられる構造にしてもらいたかったように思う。
キーボードはアイソレーションタイプのもので、英語配列となる。残念ながら、日本語配列のキーボードを備えるキーボードカバーは用意されない。キーは約1.5mmと、カバー型としては深いストロークを確保しており、クリック感もしっかりとしていて、打鍵感は良好だ。
ただし、カバー型ということで、ノートPCのキーボードと比べると剛性は低く、利用環境によってはやや違和感を感じることもあった。とはいえ、デスクの上で利用する場合には、そういった違和感を感じることもなく、なかなか快適に利用できた。また、Galaxy Book 12.0のキーボードのみ、キーボードバックライトを搭載。暗い場所でも快適に利用できる点は嬉しい。
タッチパッドは、クリックボタン一体型で、ジェスチャー操作もサポートしており、使い勝手は標準的。タブレットPCなので、ディスプレイ側のタッチ操作も可能ではあるが、タッチパッドを利用したカーソル操作も十分軽快に行なえる。
ところで、このキーボードカバーだが、気になる部分もある。それは重量だ。
Galaxy Book 12.0のキーボードカバーは実測で417.5g、Galaxy Book 10.6のキーボードカバーは実測で362.5gと、手にするとかなりずっしりとした印象だ。そのため、本体に装着した場合の総重量は、Galaxy Book 12.0が実測で1,169.5g、Galaxy Book 10.6が実測で1,008gと、どちらも1kgを超えてしまう。
13.3型ディスプレイ搭載のクラムシェルノートPCで、1kgを下回る重量の製品が多いことを考えると、これはかなり残念な部分と感じる。本体を安定して支え、キーボードの打鍵感を高めるためにはカバー全体の剛性を高める必要があり、そのために重量増となっていると考えられるが、できればもう少し軽量化も突き詰めてもらいたかった。
HDR表示にも対応する12型Super AMOLEDを採用
Galaxy Book 12.0のディスプレイには、アスペクト比が3:2、表示解像度が2,160×1,440ドットの有機ELパネル「Super AMOLED」を採用している。有機ELディスプレイを採用するWindowsタブレットは非常に珍しく、その点でもGalaxy Book 12.0は大きな特徴があると言っていいだろう。
有機ELディスプレイということで、表示品質は非常に優れている。まず、ひと目見て感じるのが発色の鮮やかさで、特に赤などは非常に鮮烈で、デジカメ写真などもクオリティを損なうことなく表示できる。
また、コントラスト比の高さも特徴の1つで、HDR10準拠のHDR表示もサポート。実際にHDR映像を表示してみたが、明るい場所はひときわ明るく、暗い場所は深い黒が確認でき、一般的な液晶ディスプレイとは一線を画す品質だった。
今回は直接比較できなかったが、優れた表示品質で定評のあるSurface Proと、同等以上の表示品質を備えていると言っていいだろう。
海外では、Galaxy Book 12.0はクリエイター向けのタブレットPCとして位置付けられているが、この有機ELディスプレイの表示品質なら、クリエイターも納得のはずだ。ただ、表面が光沢処理となっており、外光の映り込みがやや激しい部分は少々気になった。
対するGalaxy Book 10.6では、液晶ディスプレイを採用している。パネルの種類は非公開だが、広視野角でIPS相当のものと思われる。
アスペクト比は同じく3:2だが、表示解像度は1,920×1,280ドット。表示品質は、さすがにSuper AMOLEDにはかなわないものの、液晶として発色やコントラストは申し分ない。こちらも表面は光沢仕様で、外光の映り込みは気になるが、全体的には大きな不満はない。
筆圧検知4,096段階のスタイラスペン「Sペン」に対応
Galaxy Book 12.0とGalaxy Book 10.6は、双方ともスタイラスペン「Sペン」に対応しており、製品に標準添付されている。
Sペンは、同社のスマートフォン「Galaxy Note8」が採用しているものと同じ、ワコムの「Wacom feel IT technologies」をベースとしており、4,096段階の筆圧検知に対応した最新のものとなっている。Windows 10のペン機能「Windows Ink」もサポートする。
ペンは鉛筆に近い太さがあり、握りやすく扱いやすい。ペン先は約0.7mmと非常に細くなっており、細かな文字や線も軽快に入力できる。紙に鉛筆やボールペンで書いているかのような感覚でペン入力が行なえるよう、ディスプレイ部との摩擦係数が調整されているようで、書き味も非常になめらかだ。
もちろん、タッチパネルはディスプレイにダイレクトボンディングされているため、ペン先との視差がほとんどなく、快適な入力が可能。ペン先への追従性も非常に優れており、Windowsタブレットのペン機能としては、トップクラスの品質を誇っていると感じる。
なお、ペンは本体に収納できないが、キーボードカバーに装着して持ち運べるようになっている。
ところで、Galaxy Noteシリーズでは、Sペンの利便性を高めるために「エアコマンド」と呼ばれるランチャー機能が用意されているが、Galaxy Bookにもこのエアコマンド機能が用意されている。
Galaxy Note 8のように、画面のどこにでもエアコマンドが表示されるわけではないが、ペンを画面付近でホバーさせた状態でペンのボタンを押すと、ペンの位置が画面右半分の場合には右側面から、ペンの位置が画面左半分の場合には左側面からエアコマンドのメニューが表示され、登録されたアプリを簡単に呼び出せる。
用意されているコマンドは全部で5種類で、手書きノートアプリ「Samsung Notes」の起動や、表示画面の一部を切り抜いてキャプチャーする「スマート選択」、表示画面をキャプチャーして文字などを書き込む「キャプチャ手書き」などの機能を用意。このエアコマンドがあるため、ペン機能も便利に活用可能な点は嬉しい特徴と言える。
CPUは、12型はCore i5-7200U、10.6型はCore m3-7Y30を採用
では、スペック面を確認していこう。
Galaxy Book 12.0は、CPUにCore i5-7200Uを採用し、メインメモリは標準でDDR4-2133を8GB搭載。内蔵ストレージは容量256GBのSATA SSD。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LANとBluetooth 4.1 BLEを搭載。海外ではLTE通信機能を搭載するモデルも販売されているが、国内では無線LANモデルのみとなる。
外部ポートは、左側面にmicroSDカードスロット、右側面にUSB 3.0 Type-C×2とオーディオジャックを用意。Type-Cポートは両方ともUSB PDをサポートしており、付属のACアダプタをどちらに接続しても、給電および内蔵バッテリの充電が行なえる。
これ以外のポートは用意されないため、周辺機器を利用する場合には、USB変換アダプタや、オプションで用意されているポートリプリケータなどの利用が基本となる。
カメラは、背面側にオートフォーカス対応の約1,300万画素カメラ、ディスプレイ側に約500万画素のWebカメラを搭載。このほか、GPS、加速度センサ、磁気センサ、環境光センサなどのセンサ類を搭載する。搭載OSはWindows 10 Home 64bit。
対するGalaxy Book 10.6は、CPUにCore m3-5Y70、メインメモリにDDR3L-1600を4GB、内蔵ストレージに128GBのeMMCを搭載。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LANとBluetooth 4.1+LEを搭載し、こちらも無線LANモデルのみの販売となる。
外部ポートは、右側面にオーディオジャック、USB 3.0 Type-C×1、microSDカードスロットを用意。Type-CはUSB PD対応で、付属のACアダプタを接続して給電や内蔵バッテリの充電が行なえるのも同じだ。
カメラは、ディスプレイ側に約500万画素のカメラを搭載するだけで、背面側には搭載しない。このほか、GPS、加速度、磁気、環境光などのセンサー類を搭載する。こちらは法人向けとして位置付けられていることもあり、搭載OSはWindows 10 Pro 64bitとなる。
付属のACアダプタは、双方ともUSB PD対応の小型のものが付属している。充電には付属のUSBケーブルを利用する。なお、Galaxy Book 12.0付属のACアダプタの重量は、付属USBケーブル込みで実測95.1gだった。
スペック相応の性能を発揮
では、ベンチマークテストの結果を見ていくことにしよう。利用したベンチマークソフトは、Futuremarkの「PCMark 10 v1.0.1403」、「PCMark 8 v2.7.613」、「3DMark Professional Edition v2.4.3819」、Maxonの「CINEBENCH R15.0」、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の5種類。Galaxy Book 12.0とGalaxy Book 10.6双方の結果を掲載する。また、比較として富士通の「LIFEBOOK UH75/B3」の結果も掲載する。
Galaxy Book 12.0 | Galaxy Book 10.6 | LIFEBOOK UH75/B3 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i5-7200U(2.5/3.1GHz) | Core m3-7Y30(1/1.6GHz) | Core i5-8250U(1.6/3.4GHz) |
チップセット | - | - | - |
ビデオチップ | Intel HD Graphics 620 | Intel HD Graphics 615 | Intel UHD Graphics 620 |
メモリ | DDR4-2133 8GB | DDR3L-1600 4GB | DDR4-2400 SDRAM 4GB |
ストレージ | 256GB SSD(SATA) | 128GB eMMC | 128GB SSD(SATA) |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Pro 64bit | Windows 10 Home 64bit |
PCMark 10 v1.0.1403 | PCMark 10 v1.0.1275 | ||
PCMark 10 Score | 3,059 | 2,419 | 3,240 |
Essentials | 6,787 | 5,718 | 6,814 |
App Start-up Score | 8,017 | 6,830 | 8,541 |
Video Conferencing Score | 6,500 | 4,970 | 5,977 |
Web Browsing Score | 6,002 | 5,509 | 6,198 |
Productivity | 5,207 | 4,183 | 5,769 |
Spreadsheets Score | 6,216 | 5,255 | 7,073 |
Writing Score | 4,363 | 3,330 | 4,706 |
Digital Content Creation | 2,199 | 1,607 | 2,591 |
Photo Editing Score | 2,676 | 2,090 | 3,137 |
Rendering and Visualization Score | 1,360 | 936 | 1,782 |
Video Editting Score | 2,922 | 2,122 | 3,112 |
PCMark 8 v2.7.613 | |||
Home Accelarated 3.0 | 3,409 | 2,938 | 3,456 |
Creative accelarated 3.0 | 4,375 | 3,528 | 4,444 |
Work accelarated 2.0 | 4,125 | 3,893 | 4,574 |
Storage | 4,987 | 4,653 | 4,866 |
CINEBENCH R15.0 | |||
OpenGL (fps) | 44.4 | 30.99 | 39.12 |
CPU | 325 | 230 | 534 |
CPU (Single Core) | 126 | 107 | 144 |
3DMark Professional Edition v2.4.3819 | |||
Cloud Gate | 6,275 | 4,187 | 6,971 |
Graphics Score | 7,958 | 5,415 | 7,455 |
Physics Score | 3,607 | 2,335 | 5,683 |
Sky Diver | 3,847 | 2,297 | 動作せず |
Graphics Score | 3,719 | 2,243 | 動作せず |
Physics Score | 4,887 | 2,814 | 動作せず |
Combined score | 3,633 | 2,106 | 動作せず |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク | |||
1,280×720ドット 標準品質(ノートPC) | 3,384 | 2,168 | 2,358 |
1,920×1,080ドット 標準品質(ノートPC) | 1,947 | 1,229 | 1,324 |
結果を見ると、ほぼスペック相応の結果が得られていることがわかる。当然ながら、上位のCPUを搭載するGalaxy Book 12.0のほうが、全ての項目で結果が上回っている。
そのGalaxy Book 12.0の結果自体は、Core i5-7200Uを搭載するPCとしてほぼ標準的。4コア8スレッド処理に対応するCore i5-8250U搭載のLIFEBOOK UH75と比べると、スコアが負けている部分も多くなっているが、Galaxy Book 12.0ではメモリがデュアルチャネルとなっているため、3Dグラフィックスのテストでは上回る部分も見られる。
ところで、Galaxy Book 12.0では、Core i5-7200Uを搭載することもあり、空冷ファンを搭載、右側面上部の吸気口から給気し、上部の排気口から排気することで、発熱を効率良く外部に放出するようになっている。高負荷時のファンの動作音は静かで、ほとんど気にならないが、排気口付近はかなり熱くなるので、手に持って使う場合には気を付けたい。
Galaxy Book 10.6は、やはりCore m3-5Y70搭載ということで、性能面では今一歩という印象。
実際に使ってみると、アプリの起動など、Galaxy Book 12.0に比べてワンテンポ遅いと感じる部分もあった。とはいえ、特に動作が重いアプリを使わない限り、動作に不満を感じる場面は少ないという印象。こちらも、スペック相応に使えるはずだ。
次にバッテリ駆動時間だ。公称のバッテリ駆動時間は、双方とも9時間以上の動画連続再生とされている。
それに対し、Windowsの省電力設定を「バランス」、電源モードを「(バッテリー)より良いバッテリー」、バックライト輝度を50%に設定し、無線LANを有効にした状態で、BBenchでキー入力とWeb巡回にチェックを入れて計測したところ、Galaxy Book 12.0は約7時間39分、Galaxy Book 10.6は約9時間22分だった。
Galaxy Book 12.0はSuper AMOLEDを採用していることで、ディスプレイの消費電力が大きく、時間がやや短くなったが、それでも実測で7時間半以上の駆動時間が記録されたため、通常利用の範囲内であれば、バッテリ駆動時間は十分に満足できそうだ。
販路の拡大や、次期モデルの早期投入を期待
Galaxy Bookは、2017年2月に発表され、海外では春以降順次発売されており、それから半年以上近く遅れての日本での発売となった。これまで、GalaxyブランドでのWindows PCの日本での投入はもちろん、サムスンブランドのPCも販売例がなかったことを考えると、早期の投入は難しかったと思われる。
そういった中で、今回日本での販売が開始されたことは、ユーザーにとって選択肢が増えるという意味で、大いに歓迎できる。特に、市場でほとんど見かけることのない、有機ELディスプレイを搭載するWindowsタブレットが国内市場に投入されたという点も、大きな魅力となるはずだ。
ただ、まだまだ課題もある。
まず、付属キーボードカバーが英語配列のみという点。日本市場で受け入れられるには、日本語キーボードの用意は不可欠であり、競合製品との比較で見劣りする部分となる。
また、販路やサポートについても課題があると感じる。サポートに関しては、Galaxyブランドのスマートフォンと同じ部隊が担当するとのことだが、これまではAndroidスマートフォンのサポートが中心だったことを考えると、Windows PCについて、どこまでしっかりサポートできるかは未知数だろう。
加えて、Galaxy Book 12.0は現時点でコストコのみでの販売という点も大きな課題だ。興味のあるユーザーがいても、近くの量販店で製品を手に取って体験できる環境が整っていないという点で、非常に残念だ。製品の完成度が高いだけになおさらで、この点は早急な改善が必要だろう。
このように課題はあるが、やはり日本での発売にこぎ着けたことを素直に歓迎したいと思う。
そして、今後は後継モデルも含めての継続的な販売に加えて、サムスンが海外で販売しているノートPCなどの投入にも期待したい。