ASUS JAPANシンシアの「華華(ふぁふぁ)通信」

台湾とASUS本社に行ってきました(後半:本社訪問編)

 ニイーハオ! ASUS JAPANマーケティング兼広報担当のシンシアです。このコラムは基本的に月初に更新なのですが、この2カ月の間は、新しいタブレットの発売や秋モデルの準備でかなり忙しくて更新ができず、楽しみにしている(?)方々、お待たせしてすみませんでした。

 それにしても、暑い日が続いていますね。冷房の効いたASUS JAPANオフィスでは最近、昼食後にお昼寝をする日本人スタッフが増えています。「シンシアさん(やはり、みんな“さん”をつけますね※詳細はこちらを参照)の言う通り、昼寝をすると、疲れがとれるし、頭がすっきりするから、午後の仕事がはかどります」とのことですので、ぜひみなさんも昼寝をして、夏バテなどを回避してください。“全日本昼寝推進運動”でも始めようかしら(笑)。

 前回はASUS製品の歴史と美しすぎる「Zenfone」のPM(プロダクト・マネージャー)を紹介しましたが、今回はASUS本社について紹介していきたいと思います。

 私たちは、日本でASUSを知らない方に対して、「ASUS(エイスース)は台湾・台北に本社を置いている総合エレクトロニクスメーカーです」と紹介することが多いです。個人的には「総合エレクトロニクスメーカー」だけではASUSを語り切れないと思いつつも、それが一番短い自己紹介だと思っています。個人的な思いは今後話すとして、今回は「ASUSは台湾・台北に本社を置いている企業」という点にフォーカスしたいと思います。

 そう言えば、ちょっと前から、日本で、台湾の食べ物が話題に挙がっていますね。表参道に来たパイナップルケーキ屋を始め、マンゴーアイス、タピオカミルクティなどなど。日本から台湾への観光客も大幅に増えているそうで、初めて会う方には必ず「台湾の食べ物はおいしいですよね」と食べ物の話題になります。それは良いことだし、うれしいのですが、内心、「食べ物以外にもいろいろあるのに」思ったり……(笑)。ということで、ASUS本社に入る前に、台湾について、台湾観光局の情報を引用して、簡単に紹介したいと思います。

台湾は世界地図からよく見えないぐらい小さな国です※台湾観光局公式サイトより許諾を得て転載

 台湾(正式名称は中華民国)は南北に細長い島で、面積は約3.6万平方km、アジア大陸の南東、太平洋西側の東アジア諸島の間にあります。北は日本の沖縄諸島、南はフィリピン諸島に隣接しています。アジア各地の航空交通の要所であり、アクセスに大変便利です。

 国土面積が小さいながらも、豊かな自然と文化に恵まれています。その自然は、プレートの絶え間ない移動によって変化に富んだ複雑な地形からもたらされたもので、高山、丘陵、平原、盆地、離島、峡谷、海岸などさまざまな景色が楽しめます。

 また北回帰線上にあるため、熱帯、亜熱帯、温帯の生態系を有しています。そのうち台湾固有種は高い比率を占めています。タイワンマス、タイワンザル、タイワンクロクマ、キジ科に属するサンケイなどが生息する世界的に知られる生態系保護地域を有しています。

台湾の概況
人口2,300万人
種族漢人、原住民
言葉マンダリン、台湾語、客家語、各原住民の語言
宗教仏教、道教、キリスト教、カトリック教、イスラム教
首都台北市

※台湾についてのさらなる観光情報は、台湾観光局のこちらのページをご覧ください

台湾地図http://taiwaning.zening.info/map/Taiwan-County-Map.htmより許諾を得て転載
ASUS本社

 ASUS本社があるのは台湾の北、台北市の北投区です。台北市内から電車および車で約40分、温泉地の「北投」と、夕焼けがきれいな「淡水」の間にあります。約5,000人が本社で働いています。ちなみに、台北市内の人口は約270万人です。

牛のオブジェ

 社屋に入ると、中には「牛」がいます。といっても、作り物ですけど(笑)。雄牛は株式市場において、株価を押し上げる縁起の良い動物だとされていて、アメリカのウォールストリートの雄牛の銅像は有名ですね。それにあやかって(?)、ASUSの牛は、縁起物として、不要なマザーボードで作られました。

寄ったところ

 アップにするとこんな感じです。ぶつ切りになってますが、「ASUS Stack Cool」(エイスース スタッククール)のロゴが見えますね。Stack Coolというのは、マザーボード裏面にある、放熱性を高めた特殊な基板層のことで、マザーボードの熱を裏面から放熱します。「P5X」シリーズに主に搭載されていました。おそらく2006年前後のマザーボードでしょうね。

モナリザのオブジェ

 そして、同じマザーボードリサイクルで作られたASUSモナリザもあります。

寄ったところ

 アップにするとこんな感じです。ちょっと古めのマザーボードですね。「P4XX」あたりでしょうか?

 どちらも、とてもシャレていて、ASUSらしくカッコよくて、私が大好きなオブジェです。

玄関から社員レストランへの廊下

 続いて、玄関から社員レストランへの廊下はこんな感じです。

 最初この中庭を見た時、複雑な形をしていて、なんとなく会長の趣味かなと思いました。実はこれ、マザーボードの基板をイメージして作られたんだそうです。確かに言われてみると、壺っぽいものはコンデンサに見えなくもないですよね。みなさんにもマザーボードに見えましたでしょうか?

 マザーボードの中庭を通りすぎると、社員レストランが見えます。いくつかの店が並んでおり、ブッフェ、フルーツ屋、モスバーガー、スターバックスもあります。無料ではありませんが、市価より安く買えます。

 以上、簡単にですが、アポがなければ、絶対に入れない警備の厳しいASUS本社の玄関回りを、日本の読者のために紹介させていただきました。これ以上書くと、広告や自慢話のようになってしまうので、ここでやめておきますね。

 私が伝えたいのはまず、台湾は食べ物以外にも見所があること(笑)。そして、ASUSは、今ではノートPCやタブレットも作っていていますが、その基盤はマザーボードにあることを初志貫徹していることです!

 これからもエイスースをよろしくお願いしますね。再見!

シンシア

台湾・台北市出身。2002年8月にASUS JAPAN入社。当社初の正社員です。自作パーツ担当を経て、現在はPC製品の全般マーケティングディレクター。人手不足のため、2014年3月から広報も兼任中です。今まで担当した製品の中でに一番印象に残ったのは「A8N-SLI Premium」です。ビデオカードの2枚挿しの感動は今も忘れられません。テクノロジーへの感動はそこから始まったといえるでしょう。愛用機はFonepad 6(ファブレット)、ZenFone 5、ZenWatch、iPhone 4S。趣味はドライブ(郊外限定)とおしゃべり(情報交換)。