簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

新生成AI機能を使うと低解像度画像が見違えて高画質に!

 Photoshopに低解像度の画像を精細にする生成アップスケールという機能が搭載されました。生成AI機能を使いピクセルを生成することで画像を高品質なものにする機能ですが、そのモデルにパートナーモデルとしてTopaz GigapixelとTopaz Bloomがあります。今回はその2つのモデルの違いを見つつ基本的な使い方を解説します。

動画版
Topaz Gigapixelを使った生成アップスケール
レイヤーを選択しメニュー>イメージ>生成ワークスペースを選択します
モデルから「Topaz Gigapixel」を選択します
「顔の復元」にチェックを入れ今回は出力を「2x」にして「アップスケール」をクリックします。最大で4xまで画像を大きくできます
Topaz Gigapixeldは元画像のディテールを保ったまま画像を高画質にすることができ、特に人物がある画像を得意としています
Topaz Bloomを使った生成アップスケール
レイヤーを選択しメニュー>イメージ>生成ワークスペースを選択します
モデルから「Topaz Bloom」を選択します
Topaz Bloomは新しくディテールなどを生成して再構築します。どれほど生成の要素を強くするかを「生成レベル」で調整することができます。ここでは「生成レベル」を10にして「アップスケール」をクリックします
処理が完了すると元のディテールを残しつつも生成された要素が強いこともわかります。元のディテールをそこまで必要とせず見た目を良くしたい場合などに使うとよいでしょう
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp