簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

PhotoshopでもGoogleのNano Bananaが利用可能に!使い方を解説

 Photoshopのベータ版に生成AIのパートナーモデルとしてGoogleが開発したGemini 2.5 Flash Image(通称Nano Banana)が追加されました。これによりPhotoshopから移動することなく、さらに幅広い画像生成が可能となりました。たとえば、モデルの人物はそのままで、別のポーズや表情を生成しようとしても、Adobe Fireflyでは元のモデルとは別の人物が生成されていました。しかし、Gemini 2.5 Flash Imageでは、モデルのディテールを保ったままポーズや表情を変えることができます。

 Gemini 2.5 Flash Imageの基本的な使い方を解説していきます。

動画版
従来のFireflyでは表情だけ変えるといったことができませんでした
ここからはGemini 2.5 Flash Imageの使い方です。Ctrl(Mac: Command)+Aで全選択します
コンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」を選択します
プロンプト入力部分に「カメラ目線でウインクをしながらピースをする女性」と入力します
生成AIのモデルをパートナーモデルの「Gemini 2.5 (Nano Banana)」にして生成します
すると元のモデルのディテールを保ったまま生成できます
注意点として、パートナーモデルは現在ベータ版のみ使用可能です。また、Adobe Fireflyでは生成結果は3つのバリエーションが生成されますが、パートナーモデルは現状1つのバリエーションのみ生成が可能です
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp